柳ヶ瀬裕文の発言 (外交防衛委員会)
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○柳ヶ瀬裕文君 いやいや、その一つのピースは極めて重要だと思いますよ。
これ、四月の二十四日に、パンダを返す、返してくれという話が出たわけです。これ和歌山県の白浜町のアドベンチャーワールドからこれ引き揚げるというのが来たのが四月二十四日ですよ。その四月二十四日というのは、森山さんを会長とする日中議連が行くのが四月二十七日でしょう、その三日前にこれ和歌山県に対して、和歌山県にあるアドベンチャーワールドに対してですけど、パンダを返せと言って、二十七日には、森山さんが中国に行ってパンダ貸してほしいということを要請しているわけですよ。
この当該自治体の町長、大江康弘さんでありますけれども、大江さんのところには国会議員から電話があって、政府に対し、森山さんに対してこのパンダを貸してくれというお願いをしようかという連絡があったらしいです。でも、それに対して、いや、その必要はないというふうに大江さんは断ったということが報道で出ていますよ。非常に立派ですよね。
だけれども、森山さんは中国に行ってパンダ貸してくれって言ったわけでしょう。つまり、こういうマッチポンプで自治体巻き込まれているじゃないですか、これに対して。自治体の外交、議員外交、それぞれありますよ。あるけれども、中国は戦略的にこれやっていますよね。パンダを貸して、で、そのパンダによって観光客を取れるようになって、観光資源になって、そのことによって自治体が潤って、パンダがもう引き揚げるとなったら自治体は困るという状況をつくり上げて、それで、今年の四月には、友好都市を結ばないのかということで、この友好都市の申出を断ったらしいですよ、大江さんは。そうしたら、パンダ引き揚げるということになったということで。
これ、自治体の外交だから、それはそれぞれなんだということでは済まないと思いますよ。これは、こういったことがもう頻繁に行われて、これからどんどん、ありとあらゆる自治体、ありとあらゆる民間企業の中でこういったことが行われてくる。その中で、徐々に徐々にこれ侵食されてくるということ、これがこれから起こることなんではないでしょうか。こういったことに対してしっかりとこれ危機感を持つべきだと。
政府としてこの外交をしっかり統括していくということは、こういったことも、事象も含めて責任を持っていくということではないのかなというふうに思いますし、また、私は、日中議連が、あきれたのは、これ、パンダ貸してくれと言う前に、日本人返せと言うべきですよ。それ、当たり前のことですよ。でも、それは全く報道されないでしょう。パンダの話ばっかりでしょう。私はこれはおかしいと思いますよ。
外務大臣の見解を伺いたいと思います。