田中淳子の発言 (議院運営委員会)
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○参考人(田中淳子君) ありがとうございます。田中淳子でございます。
本日は、このような機会を与えていただきまして、厚く御礼を申し上げます。
まず、会計検査院につきましては、内閣から独立した憲法上の機関として、国の会計検査を実施し、その結果に基づいて、検査報告を作成し、内閣を通じて国会に御報告するという大変重要な使命を課されているというふうに認識しております。
また、検査官につきましては、三人で構成される検査官会議の一員として会計検査院の意思決定に関わり、事務総局を指揮監督するという非常に重い職責を負っているというふうに承知しております。
近年、日本の社会経済は、人口減少や少子高齢化に伴う社会保障費の増大、また安全保障環境が厳しさを増す中での防衛費の増額、さらに、物価の上昇や円安などを受けた国民の生活への不安といった現実への対応が喫緊の課題となっております。
そうした中、会計検査院では、不正不当な事案に対する正確性、合規性の観点からの厳正な検査に加えまして、こうした社会経済の動向を踏まえながら、経済性、効率性及び有効性といった観点からの検査を重視し、行財政の透明性及び説明責任の向上、さらに、事業運営の改善に資するための分析や評価を行うことが重要になっていると考えております。
私は、昭和六十三年に大学を卒業後、NHKに取材記者として入局し、去年まで三十七年間にわたって勤務しておりました。この間、ワシントン支局長を務めるなど、国際分野での報道に携わってきたほか、日本の外交や産業政策などの各分野、日本企業の動向など、国内外の政治、行政、経済について取材や報道に携わってまいりました。また、広報局長として広報の業務に従事したほか、複数の部局で組織のマネジメントに当たってまいりました。
仮に検査官に任ぜられるとするならば、私は、こうした活動を通して得た知識や経験を生かし、国民の皆様の御関心の所在や国会における御審議の状況に常に注意を払うなど、多様な御意見に耳を傾けながら、検査官会議における公平かつ均衡の取れた意思決定に寄与することによって、職責を全うしたいというふうに考えております。また、社会経済の動向を分析し、検査官会議の議論に貢献するとともに、国民の皆様の目線に立って会計検査の結果を少しでも分かりやすく御説明する方策などについて事務総局に助言していければというふうに考えております。
以上、簡単ではございますが、私の所信を述べさせていただきました。
本日は、このような機会を与えていただきまして、改めて厚く御礼を申し上げます。