挽文子の発言 (議院運営委員会)
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○参考人(挽文子君) 御質問いただき、ありがとうございます。
私は、検査官としての職務遂行に当たり、これまで管理会計・原価計算について研究に携わってきた中で得た知識、経験を生かし、所信でも申し上げましたように、ライフサイクルコストや品質コストを検討する際に、安全性と有効性を重視し、中長期的な視野に立って経済性を追求することが重要であると考えて、一つ一つの案件に真摯に向き合ってまいりました。
加えて、これまでの学士論文等の指導や科研費、学会賞等審査の経験を生かして、検査報告については、論理の一貫性、収集したデータの解釈、図表を効果的で分かりやすくするための工夫などについて事務総局と議論をして、検査報告の質向上に努めてまいりました。
九月に、一番忙しい時期に入ったものですから、令和四年度決算検査報告については最終の段階しか意見を申し述べることができなかったんですけれども、令和五年度については、検査の計画段階、中間報告の段階、それから最終段階ということで関与することができました。
その中で私が重視してきたのは、先ほど計画が重要であるというふうに申し上げましたが、検査も同じで、検査はプロジェクトで進めるわけですけれども、その最初のときの着眼点とか観点というのが重要になってまいりますので、そこでの助言というのを一生懸命やってきて、また進捗管理ということで、検査官会議は検査官室に閉じこもっていると思われていらっしゃるかもしれない、確かに閉じこもっているんですけど、人を呼べるんです。人を、前はこちらが行っていたんですけれども、余り出歩くのは好まれないみたいで、呼ぶことにしておりまして、進捗管理を行っております。そこで議論を、ディスカッションを行うことで、ただ、職員に主体性は失ってほしくないわけですから、いろいろ言って、どう思う、どう思うと引き出していって、最後は、私はこう思うと、私の言いたい方向にちょっと、こう。でも、いずれにしても、これ、私がそう思うんだということを職員の方、自分がということが非常に重要なので、そこを重視してまいりました。
先ほど、控室で雑談、雑談というか、仕事の話をしているときに、マイナンバーのところの報告で最初から意見をおっしゃっていただいたのが良かったって言われて、あっ、そうですかって、すごくいい気分でここに参った次第です。
どんな案件に対しても、自身の専門性を最大限生かして事務総局を指揮監督してきたと考えておりますが、一つ例を挙げるとすれば、昨年十月に国土交通大臣に意見を表示した「緊急輸送道路にある橋りょうの耐震補強の効率的な実施等について」がございます。
本件は、優先して耐震補強を実施する要対策橋梁の選定に当たり地震時に緊急輸送道路のネットワークとしての機能に及ぼす影響を十分に考慮していない事態等を指摘したものであり、安全性を第一としつつ、効率的な耐震補強の実施を促すことでより早く地震時の緊急輸送道路のネットワークとしての機能を確保することを求めているところに、先ほど申し上げた私の考えがよく表れていると思います。