野原諭の発言 (経済産業委員会)
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○政府参考人(野原諭君) 委員御指摘のような考え方もあるかもしれません。例えば、TSMCの歴史でいきますと、古いノードで市場参入してから十年掛けてインテルと競争するようになったわけでございまして、そういうアプローチというのも考え方としてはあるかもしれません。
ただ、先ほども申し上げましたように、三ナノから二ナノのところで技術上のジャンプがあるということで、先行している事業者も新しい作り方をやはり習得しなきゃいけないということで、ここは新規参入者が参入しやすいという面もありますし、三ナノ、五ナノについてはこのTSMCやサムソンが既に量産化しているわけでございまして、そこへ後から入っていくというのは、既にもう量産技術を確立してビジネスをやっている方のところに後発で入っていくのは非常に不利でありますので、そういうことも考える必要があるかと思います、そういうこと。
それから、これ熊本県の木村知事が熊本のTSMCの三号棟の誘致を表明されていますが、二号棟が今六ナノまでカバーしていますので、次、三号棟の議論をするといったときには、この委員御指摘の三、四、五ナノのところをどうするかというのが一つ大きな論点になるわけでございまして、そういったことを総合的に考えまして、これは二ナノについて、これはTSMCの世界戦略としても最先端のところは台湾島で、その時点では台湾島でしか作らないという方針を安保上取っているわけでございまして、世界最先端のところにチャレンジしようとすれば自力で頑張って、ある程度自分たちで頑張らないと参入できない、そういう構造になっていますので、世界最先端のところへ挑戦して成長する半導体産業、世界市場の中で、日本は、半導体産業を日本の基幹産業にしようとすれば最先端のところへチャレンジする必要があると、そのように考えまして、このような政策を取っているということでございます。