光石衛の発言 (内閣委員会)
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○参考人(光石衛君) 日本学術会議におきましては、先月の総会で採択された声明において、まず、法案のプロセスについて、当事者である日本学術会議との間で完全な合意には至らなかったにもかかわらず、科学者の代表により起草された現行法を廃止し、日本学術会議の理念や組織の骨格を定める内容の法案を政府が提出したことは遺憾と言わざるを得ないとした上で、内容につきまして、日本学術会議の基本理念、政府任命の監事による監査、中期的な活動計画や年度計画の策定と内閣府に置かれる評価委員会の関与、選定助言委員会の設置を含む会員の選任の仕組み、法人発足時等の会員選考等について、ナショナルアカデミーとして組織が満たすべきものとして日本学術会議が示す五要件のうち、特に活動面での政府からの独立、選考、会員選考における自主性、独立性が充足されていないとの懸念が多くの会員から提起されたことを指摘し、これらの懸念点について、国会においても修正の可能性を含め十分に慎重な審議を望むとしております。また、声明と併せて採択された決議の趣旨は、法案の修正を求めるということであり、これらの声明及び決議が日本学術会議の会員の意思でございます。
政府、特に大臣からはこの間、この法案が日本学術会議の独立性を高めるものであって、外部からの不当な介入を許容するものではないこと、監事は学術的な内容、価値に立ち入らず、評価委員会も学術的な内容や価値を評価するものではないこと、選定助言委員会は個別の選考には意見を言わないこと、学術会議とは今後真摯に対話を続けることなどについて国会においてもお答えがあり、学術会議が政府に対して見解を明らかにしてほしいとしていた懸念の幾つかは国会においても述べられたものと承知をしております。
日本学術会議としては、独立性、自主性、自律性が重要であり、加えて、安定した財政基盤の確保としては政府からの支援は欠かせないものと考えておるため、政府との信頼関係は日本学術会議が活動していく上では大切であると考えております。
本法案に関して様々な観点で懸念を持たざるを得ないということはるる申し上げてきているところではございますが、この法案が日本学術会議の独立性を高めることが本旨であるということであれば、条文の修正を求めることが総会における会員の意思であり、日本学術会議の独立性が尊重され、その活動に対して政府が不当に介入することを許容するものではないということを国会において明確にしていただきたいと考えております。
以上です。