堀真之助の発言 (農林水産委員会)
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○政府参考人(堀真之助君) お答えいたします。
STCW―F条約の締約国は、自国に寄港している外国漁船の船員が同条約に規定する要件に適合しているかどうかを検査し、適合していない場合は航行を差し止めることができます。この検査は、PSC、ポートステートコントロールと呼ばれております。PSCに際しては、STCW―F条約に適合する資格証明書を有していれば検査が短時間で終了しますが、当該証明書を受有していなかった場合、検査に時間を要することに加え、航行が差し止められる可能性があります。外国の港において我が国の漁船にこのような事態が生じるのを防ぐことを念頭に置いて、STCW―F条約の批准と国内法制化の要望がなされたものと承知しております。
この要望を踏まえまして、STCW―F条約の締結に向けて関係者間で検討会を開催いたしました。その結果、平成二十七年の時点で、従来のSTCW―F条約は、漁船の長さを基準として、我が国の漁船にとって不利な内容であるということで、この条約に加入するためには条約の改正が必要というふうに結論に至りました。
その後、同じ平成二十七年にIMO、国際海事機関に条約改正を提案いたしました。その後、九年間の審議を経て、令和六年五月にこの条約の改正が採択されました。この条約改正を受けて、政府において国内法の改正を検討し、今通常国会に関連法案を提出いたしました。
このような経過を経たので、要望書をいただいてから関連法案の提出まで十年以上の期間を要したということでございます。
以上でございます。