伊藤孝恵の発言 (文教科学委員会)
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○伊藤孝恵君 問題設定は合っているかもしれませんけれども、着地が完全に間違っているんですよ。よし、じゃ三人産んだら支援の対象になるから、じゃ三人産むぞってなると思いますか。そういうその少子化対策における想像力の欠如が著しいと思いますし、この大学無償化というのは、要は大学に行かない家計から大学に行く家計への所得移転に当たります。だからこそ、ちゃんとこの、なぜ多子世帯を加えるのかを説明しなきゃいけないわけです。それが全く説明できていない、そういう部分にまず課題感を持ってください。
そして、国民民主党は、無償化は高校までとして、大学以降は学生に対して直接的な奨学金というのの拡充をすべきだというふうに考えています。それは、なぜなら、十八歳人口の多かった時代の現在の大学というのをこの前提に無償化をしても、いわく大学法人にですね、無償化というのは大学法人への支援にもなりますから、そうすると、適切な競争、そういったものが逆にそがれてしまって、質が質がとおっしゃいますけれども、その質の切磋琢磨にそれはつながっているのか否かというような疑問があるからです。
もとい、みんなが大学に行くということが本当に正しいのかと。大学に行って、まあ大卒と高卒の生涯年収差五千万とかと言われると、みんな、じゃ大学に行かなきゃと思うのかもしれませんけれども、そういう社会自体がこれから変わっていく。これから、学力とか最終学歴とか、そんなもので稼げるような、そんな社会じゃありませんから、そういう部分で自ら問いを立ててというような、そしてデータを基に判断をして行動するという子供たちの、その真たる稼ぐ力、真たる生きていく力というのが、本当にこの全員を、じゃ、大学無償化してそれが培われるのかといったら、そうではないと思うので、よく選挙で、野党なんだったら大学も無償化と言った方がいいわよ、悪目立ちしてるわよとよく言われたんですけれども、私たちはこの決意を持って、高校までの方が、そして大学以降は個人に奨学金をというようなことを訴えているわけです。
そして、今日お伺いしたいのは、この無償化というものが給付型の奨学金よりもこれは政策的に優れているというふうに判断した理由について大臣にお伺いしたいんです。