石破茂の発言 (本会議)

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○内閣総理大臣(石破茂君) 佐藤正久議員の御質問にお答えをいたします。
 日米首脳会談の評価及び今後の対応についてでございます。
 今回の日米首脳会談では、安全保障や経済、現下の国際情勢について率直な意見交換を行い、幅広く認識の一致を図るとともに、トランプ大統領との信頼関係構築に向けた一歩とすることができたと考えております。
 また、北朝鮮情勢についても認識を共有し、核・ミサイル問題に共に対処する必要性や、北朝鮮の完全な非核化に対する確固たるコミットメントを確認するとともに、拉致問題の即時解決について、トランプ大統領から全面的な支持を得ることができました。
 今回の会談を踏まえ、首脳間を始めとする強固な信頼・協力関係の下、拉致、核、ミサイル問題を含む北朝鮮への対応において、日米で緊密に連携していきたいと考えております。
 防衛力の抜本的強化についてお尋ねがございました。
 防衛力整備計画の四十三兆円程度という規模は、防衛力の抜本的強化に必要な水準として積み上げたものであり、円安を伴う為替レートの変動や国内外の全般的な物価上昇が生じている状況にありましても、一層の効率化、合理化を徹底し、現行の防衛力整備計画に基づいて防衛力の抜本的強化を達成すべく努める方針に変わりはありません。
 また、現行の国家防衛戦略においては、「防衛力の抜本的強化は、将来にわたり、維持・強化していく必要がある。」とされており、今般の日米共同声明における、二〇二七年度より後も抜本的に防衛力を強化していくこととは、現行の国家安全保障戦略等に基づく取組を示すものでございます。
 我が国の海外援助政策の予算増額についてお尋ねをいただきました。
 ODAは開発途上国の経済社会開発を主たる目的とする支援の枠組み、OSAは同志国の安全保障上の能力や抑止力の強化を目的とする支援の枠組みであり、共に外交上の重要な手段であります。
 ODAにつきましては、新たな時代における国際協力の仕組みを不断に検討しながら、様々な形でODAを拡充し、我が国の開発協力の実施基盤の強化のため、必要な努力を行ってまいります。
 OSAにつきましても、我が国の安全保障にとっての意義や各国のニーズ等を踏まえ、取組を推進していく考えであります。
 国際社会が対立と分断を深める中、自由で開かれたインド太平洋を実現すべく、ODAやOSA等の国際支援に今後取り組み、国際社会を協調に導く役割を果たしてまいります。
 合衆国と今後の協力の在り方についてお尋ねを頂戴をいたしました。
 今般の会談では、両国におけるビジネス環境を整備して投資・雇用を拡大していくこと、互いに産業を強化するとともにAIや先端半導体等の技術分野における開発で世界をリードすること、また、成長するインド太平洋の活力を取り込む取組を力強く推進していくことを通じて、日米のパートナーシップを更に高い次元に引き上げていくとの認識で一致をいたしました。また、双方に利益のある形で、日本へのLNG輸出増加も含め、両国間でエネルギー安全保障の強化に向けて協力していくことを確認いたしました。
 こうした成果を踏まえ、御指摘の宇宙分野も含め、幅広い分野で合衆国との協力を深めてまいります。
 トランプ大統領の万博訪問の可能性についてお尋ねを頂戴いたしました。
 さきの日米首脳会談では、トランプ大統領と大阪・関西万博をめぐっても意見を交わしました。トランプ大統領は、米国館の内容を始め、万博に関心を強く持たれておりました。
 トランプ大統領の訪日時期等につきましては現時点で決まってはおりませんが、いずれにせよ近い将来に訪日が実現するように米側とも意思疎通をいたしてまいります。
 以上です。(拍手)
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発言情報

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発言者: 石破茂

speaker_id: 20757

日付: 2025-02-12

院: 参議院

会議名: 本会議