相良祥之の発言 (外交・安全保障に関する調査会)

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○参考人(相良祥之君) ありがとうございます。
 今日お話ししてきたこと、やや異なる視点になるかもしれませんが、グリーンランドですとかパナマ運河についてのトランプ氏の主張というのは、これは見方によって、特に欧州からは領土拡張主義ではないかというふうな批判をされておりまして、これは、少なくとも第二次世界大戦後、国連憲章によっては、主権国家は自らの主権を大事にしていくという流れの中でこの八十年間積み上げてきた国際法の体系というものもございますので、その中で植民地の解放というものもあったという歴史を考えますと、やはりこの現代において他国の領土に対してそれを金銭で売買を持ちかけるというのは現在の国際法体系の中では極めてイレギュラーなことであるというふうに、正当化の難しい要求であろうというふうには思います。
 他方で、グリーンランドの戦略的な価値というのは高いというのはあるわけですね。まさに、先ほどやや話題がありました、気候変動で氷が解けていく中で中国やロシアが北極での活動というのを盛んにしようとしている、あるいは光ファイバーであったりとかエネルギーというのがこういったところを中心に展開される可能性がある、そういった戦略的意義の中で、グリーンランドについてアメリカとして価値を認めているというのは理解はできないところはないんですけれども、いずれにしても、これはデンマークとの間で、あるいはEUとの間で交渉していく必要があるものであって、何かこう金銭的に解決できるという話ではないんではないかというふうに私は考えております。

発言情報

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発言者: 相良祥之

speaker_id: 23006

日付: 2025-02-26

院: 参議院

会議名: 外交・安全保障に関する調査会