藤波匠の発言 (国民生活・経済及び地方に関する調査会)
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○参考人(藤波匠君) まず、私の方からお答えさせていただきたいと思いますが、これ、非常に多岐にわたる議論が必要なところで、全てはお答えし切れないかもしれないんですけれども、エッセンシャルワーカーとかあるいは建設業関係従事者で今人手不足ということになっております。これは、もう基本的には賃金の問題、労働条件の問題だと私は考えていて、それ改善なしに、幾らいい仕事ですよということを若い人たちに言っても、これは基本的に無理な話で、やっぱり、例えば先ほど取り上げた情報通信業が非常に高い賃金を払っていると、あるいはコンサルタントが非常に高い賃金をもらっているというような状況で、そこを目指さない若者はだんだんだんだん少なくなっていくということだと思います。やはり賃金をしっかりと引き上げていくということが重要だと思っています。
あと、大学の問題とかという話もありました。
私の資料を見ていただきたいんですけれども、お手元に配ったもので十五ページ見ていただきたいんですが、参考として付けたものがございます。後ろの十五ページの方ですね。これ、ちょっと分かりにくいんですが、民間企業で働く研究者の推移なんです。民間企業で働く研究者ですね。横軸が製造業、縦軸が非製造業です。約十年間での変化を見ているんですね。で、どうでしょう。日本ですね、民間企業で働く研究者は増えていないんですね。ほかの国々がすごく伸びているということがお分かりだと思います。製造業も非製造業も伸びているんですね。
結局、日本が成長できない、〇・五%だというものの根本的な原因というのはここにあると私は考えています。結局、研究開発とか何か投資みたいなことをしていかなければ成長はできないわけですね。研究者がもう全くこの十年間増えていませんよというのが日本の現状です。ですから、私は、大学教育というのはやはり重要で、大学でしっかりと研究人材みたいなものを育てて、それが社会の中で活躍できるような雇用慣行をつくっていくという流れを生み出していくことが必要だというふうに考えております。
ですから、そのエッセンシャルワーカー的な部分が、人が、人手不足であるということとともに、大きな日本の経済成長を支えるこういった研究職員みたいな人たちの増加、これをやはり、今非常に難しいんですけれども、両立をさせていくということが必要だと考えています。
以上です。