赤澤亮正の発言 (予算委員会)
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○赤澤国務大臣 まず、これは外交交渉あるあるという感じなんですけれども、どの国も、交渉のテーブルに着いているときは、相手の国が出したものはそんなに価値がないと言い、自分の国が出したものは大変な価値がある、こうおっしゃる。一たび交渉が終わってその部屋を出ると、自分の国が取ったものはすごいものだったんだとおっしゃるのはよくあることで、大統領がいろいろな発信をされていることについて、私は特にここでコメントすることはいたしません。
しかしながら、ラトニック商務長官と私の間で、この五千五百億ドルについてどういう進め方をしていくかについては、まさにMOUという仕組みがあって、大統領は好きに使えるとおっしゃったかもしれないけれども、条文を読んでいただけば、大統領は投資委員会が提示したものの中から選ぶという仕組みになっています。大統領が全くそういうものを関係なしに、これをやれ、あれをやれ、この順にお金を使うんだという仕組みにはなっていないのは、MOUを見ていただけば御理解いただけることだと思います。
加えて、五千五百億ドルをどういう形でSPVに提供するかについての仕組みがまさにその中に書いてあるわけで、我々は繰り返し、JBICの出資、融資、NEXIの融資保証で対応していくという説明をしており、現に実務協議では、向こう側のそういう専門家とこちらのJBIC、NEXIの専門家が出ていって、例えば金利についての今の相場とかはどんなものだ、SOFRプラス何十ベーシスポイントとかそういう話を丁寧にやっているわけで、実際その交渉の場にいた者からすれば、何かしら仕組みが全く分からないということはなく、完全にお互い合意しながらやっております。
その上で、私がいろいろ繰り返し申し上げていたことがまた断片的に取り上げられていますけれども、法令に従う、法令に矛盾することはできないということがこのMOUの中に書いてあって、当然ながら、我が国の法令で、JBICについては収支相償とか、NEXIもそうですけれども、あるいは、日本と全く関係のないものには出資、融資、融資保証できないというようなことも書いてあり、それに違反すればこのMOU違反になるわけです。
したがって、協議委員会の場でしっかりそこの点をクリアにして、JBIC、NEXIが提供する出資、融資それから融資保証を基にこのプロジェクトが動いていくということについての日米間の理解について、何らそごはありません。そのことは申し上げたいと思います。