辰巳孝太郎の発言 (総務委員会)

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○辰巳委員 私は、日本共産党を代表して、二〇二〇年度、二一年度、二二年度及び二三年度の各年度のNHK決算の承諾について、反対の討論を行います。
 NHK決算については、予算の執行状況とともに、視聴者・国民の理解と信頼に支えられる公共放送としての経営姿勢が、放送法にのっとり、権力からの独立、表現の自由の確保という基本姿勢を貫くものであるかについての評価が求められます。
 今回承諾の対象となる二〇二〇年度から二〇二三年度は、かんぽ不正報道問題をめぐり、NHKと経営委員会の対応、姿勢が根本から問われた時期です。
 二〇一八年四月二十四日の「クローズアップ現代+」は、日本郵政のかんぽ不正販売により被害が広がっている深刻な実態を明らかにし、視聴者・国民の知る権利に応え、公共放送としての役割を果たすものでした。ところが、NHK執行部は、日本郵政からの抗議を受け入れ、予定していた第二弾の番組放送を取りやめました。
 さらに、経営委員会は、日本郵政の要求に屈して、ガバナンスを口実に、当時の上田良一NHK会長を厳重注意としたのです。経営委員会の行為は、放送番組は何人からも干渉されないとする放送法第三条を踏みにじり、公共放送たるNHKの自主自律を脅かすものでした。
 しかも、経営委員会は、放送法に背を向けて、厳重注意を行った際の議事録を国民から隠す姿勢を取り続けました。議事録の公開は、NHKと経営委員会を訴える視聴者・市民グループによる裁判の地裁判決で録音データの提出を命じる言い渡しが行われ、経営委員会が公表について決定を行うという経緯をたどったものであります。
 我が党は、二〇二〇年度から二三年度のNHK予算の承認に反対をしました。決算はその執行と一体であり、二〇二〇年度から二〇二三年度までの各決算の承諾について反対とするものです。
 最後に、NHK執行部、経営委員会が放送の自主自律を遵守し、国民の信頼を回復できるかどうかについては、なお厳しく問われていることを申し上げて、討論といたします。
 以上です。

発言情報

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発言者: 辰巳孝太郎

speaker_id: 29585

日付: 2025-11-27

院: 衆議院

会議名: 総務委員会