牧山ひろえの発言 (外交防衛委員会)
⚠️ コピーしたテキストを転載する際は、転載元URL(kokkai-data.com)および原典URL(kokkai.ndl.go.jp)を必ず残してください。発言内容の改変・出典削除は禁止です。
詳細は利用規約をご確認ください。
○牧山ひろえ君 立憲民主・社民の牧山ひろえです。本日の大臣所信質疑を担当させていただきます。
まずは、初日でもありますし、我が国の外交、そして安全保障分野における基本姿勢に関する議論から始めさせていただきたいと思います。
国家の外交・安全保障戦略の要は、言うまでもなく、我が国の主権と独立を守り、そして平和で安定した環境で国民が幸福を追求できるように、紛争の発生を未然に防ぎ、我が国の繁栄の基礎を強化することにあります。言い換えますと、国民の命とそして暮らしを守り、かつ、国民や企業や団体が国際社会においてハンディを負わずに活動ができるようにすること、そしてまた、世界の各地域における日本や日本人に対する友好的な関係性を構築すること、これは現在の、そして未来の我が国において必須の基礎インフラというべきものでありまして、この基礎インフラを揺るがさないようにする、そして特に日本の進路に影響力を持つ我々政治家は最善の注意を払うべきことは言うまでもないと思うんですね。
戦後八十年、我が国は不戦の誓いを貫き、一切武力行使を行わず、いかなる戦争にも参加してこなかったこと、これは世界の知ることでありまして、我が国が誇るべき戦後の歴史だと思うんですね。また、世界の大多数の国とも友好的な関係性を構築してきた、日本人や日本に対する信頼感、そして友好感情も幅広く共有されていることは御承知のとおりでございます。
これらの事実によって、私は、戦後八十年の我が国の外交安保に関する基本姿勢、ここには日米関係基軸や国際協調主義、そして過剰な防衛力の抑制方針などが含まれますが、これらの方針、これらの基本姿勢を評価しております。基本的にこれらの方針を維持して、そして更に深掘りすべきだと考えています。
具体的に申し上げます。
戦争は外交の失敗でありまして、戦争を回避するための外交努力を最善に尽くす、これが私は最重要だと考えております。
現在、国際社会の平和と安全は大きな危機にさらされています。日本を取り巻く地域安全保障環境におきましても、中国は尖閣諸島周辺における領海侵入や領空侵犯を繰り返しまして、力による一方的な現状変更の試みを強化しています。また、北朝鮮は近年、多くの新型弾道ミサイルの発射を繰り返し、急速にその能力を増強するなど、挑発行為を強めています。
このような安全保障上の課題が山積する中で、我が国は平和創造外交、すなわち武力紛争を回避し、平和を創造するための外交努力、これに取り組んでいかなければならないと思います。
安全保障上の脅威に対して日本の防衛力を高めるだけではなくて、戦争に至る前に戦争のもとになる対立とか、また、社会課題そのものを軽視することにより共に、あっ、軽減することにより共に平和を創造していく、このような平和創造の手法は平時における様々な段階、そして角度からの信頼醸成であり、紛争要因の除去活動でもあると思います。私は、こうした平和創造を進めていくべきだと考えますし、それだけに外交の決定的な重要性を強調したいと思います。
平時からのリスクの軽減を重視する平和創造外交について、茂木外務大臣はどのように思われますか。見解をお伺いしたいと思います。