河合弘之の発言 (財政金融委員会)
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○参考人(河合弘之君) ありがとうございます。
富士山でいうと二合目か三合目まで来たぐらいの感じで、これからが具体的な解決案に入る段階だと、決して安心はできないと思っております。
一番の問題は、まず、不法行為がありましたね、じゃ、あなたは、スルガ銀行は一億円、債務、不法行為債務を支払いなさいと言ってもらった、私たちが言わば救われた物件ですけれども、それは一見救われたように見えますけど、実はその先があるんですよね。それで、債務が一切なくなるわけではなくて、そこでまず借金と相殺に掛けます。そうすると、その残債が今二億あったとしますと、残りが一億だということになりますね。だから、債務の相殺によって一億減ると、残りが一億あると。で、今度は、まだ物件がありますから、それを売りますと。それで、それが一億円以上で売れたら本当に天下晴れて債務なしになるわけですけど、それが残り一億、物件が一億で売れない場合がすごくあるんですね、多いです。先ほど報告ありました。そうすると、それが例えば五千万でしか売れないとすると、物件を売った後も、損害賠償で相殺を掛け、物件を売った後でもまだ借金が残るという人たちがいっぱい出てくるわけですよね。それが問題ね。
今度は、それに対してスルガ銀行さんは、今、即時とは言わないよ、毎月一万円でもずっと返していって、最後にテールヘビーにすればいいじゃないかというふうに言ってくださっているんですが、それについては先ほど言ったような不安がいっぱい出ているという、そのことが問題。
まず、解決した方についても問題、いわゆる我々があたかも勝利して万々歳であるかの案件でもそういう問題が残って、まして、あなた、このあなたの件は不法行為じゃありませんから損害賠償金をスルガ銀行から取ることができませんということになると、さっき言った第一段階の損害賠償債権と借金をまず相殺に掛けて減らすという、まず第一段階がないわけです。それがないまま、とにかくしようがないから物件を売りましょうと言って、売れた物件を債務に弁済しても、まだ債務がいっぱい残るんです。でも、それもやっぱりスルガ銀行さんは、いやいや、毎月の返済額を減らしてテールヘビーにすれば何とかしのげるじゃないかという御提案をしてくださっているわけですけれども、それについては先ほど言ったような問題がいっぱいあると。こういうことで、問題は突き詰めて言えばそういう点かなと。そこはこれからなんですね。
結局出てきたものが、結局、あなた、残債五千万残りますね、毎月十万払ってくださいとか二十万払ってください、そうしないとけりが付かないんですよと言われたのでは、それこそ暮らしていけないわけ。そこを是非金融庁にも、それから国会議員の先生方にも監視していただきたい。そして、そういう生活が立っていかないような、そういうことを考える、若しくは物件の範囲内で終わらないような債務を言わば押し付けてくるような状態になったら、それは是非厳しい指導をしていただきたいというのが、私どもの残された、残されたというか、これから始まる問題だということで御理解願いたいと思います。