安野貴博の発言 (総務委員会)

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○安野貴博君 御答弁ありがとうございます。
 今御答弁いただきましたとおり、こういった申請主義からの脱却は、利用者、国民の利便性、あるいは自治体の負担を減らすために非常に重要なことだと考えております。是非精力的に進めていただきますよう、どうぞよろしくお願いいたします。
 次に、AI開発における高品質な日本語のデータ、日本に関するデータの確保についてお伺いをいたします。
 去る四月十六日の衆議院内閣委員会において、私はAIの専門家の参考人として、適切な制度設計を行えばAIには日本の勝機があるのだと申し上げました。今回、政府が策定したAI基本計画の骨子案に日本の文化、習慣等を踏まえた信頼できるAIという方針が盛り込まれたことは、まさにこの勝機をつかむための第一歩だと考えます。
 さて、この日本の文化、習慣等を踏まえた信頼できるAIをつくるための課題ですが、これは学習データの量と質にあると考えます。現在、AI開発の現場においては良質な日本語データ、日本に関するデータが不足をしております。AIが文章だけではなく音声や映像など様々な種類の情報を扱えるようになってきている中で、テキストデータだけではなくて、質の高い音声データや映像データ、こういったものも求められております。
 ここで私が注目をしているのが、NHKが保有する過去の放送アーカイブでございます。NHKの映像や音声は、正確な日本語、地方の方言、日本の歴史や伝統文化を記録したまさにデジタル時代の国家資産だと、そう言えると考えております。
 海外に目を向けますと、例えばイギリスの公共放送BBCでは、手話通訳付きの番組から大規模なデータセットを構築し、AI研究用に学術機関に提供している例がございます。このような、公共放送がAI時代のインフラとしての役割を果たしている良い実例、こういったものを踏襲すべきではないかと考えておりますが、一方で、我が国のNHKではまだこうした活用がほとんど進んでおりません。これは極めて大きな機会損失であると考えます。
 国防や行政の現場でも安心して使えるような国産のAIを育てていくためにも、NHKのアーカイブデータのような日本語や日本に関するデータを活用しやすくするための法制度の整備、環境整備が必要ではないでしょうか。
 そこで、大臣にお伺いをいたします。
 総務省として、日本語のデータや日本に関するデータの活用に向けた環境整備、これをどのように主導していくか、御意見をお伺いいたします。

発言情報

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発言者: 安野貴博

speaker_id: 10440

日付: 2025-11-25

院: 参議院

会議名: 総務委員会