岩本麻奈の発言 (デジタル社会の形成及び人工知能の活用等に関する特別委員会)

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○岩本麻奈君 参政党の岩本麻奈です。
 皮膚科専門医として、再生医療や予防医学に携わってまいりました。現在は、メディカルAIの活用にも力を入れており、メディカルAI学会にも所属しております。また、パリに二十年ほど暮らし、海外の医療、行政のデジタル事情をリサーチしてきました。私は、AIが好き過ぎて、未来をこの目で確かめたくて、これまでラスベガスのCES、韓国のKIMES、デジタル先進国エストニアなどを視察し、内閣府のSIP、BRIDGEの報告会にも足を運んでまいりました。そこで痛感したのは、日本のデジタル実装が主要先進国と比べて本当に遅れていることなんです。
 日本は、世界有数の技術大国でありながら、行政の現場はいまだに紙と判ことファクスに縛られています。日本はこの二十数年、電子政府、IT化、マイナンバー、デジタル庁といろいろ名称を変えながら、多額の公費をDX関連に投じてきました。にもかかわらず、国際的なデジタル競争力はいまだ先進国の最下位グループにとどまっています。IMDの世界デジタル競争力ランキングでは、日本は二〇二四年三十一位と報じられております。一体何にどれだけ投資し、その結果として今どこに立っているのか、国民には知らされていません。いえ、それどころか、実は政府自体も把握できていないのではないかと私は怪しんでおります。
 もし、同じ額を統一電子カルテ、医療DX、介護ロボティクスなどに戦略的に投じていたら、日本は今頃、世界中から視察される側のDX大国だったはずです。日本のDXは、ITや業務効率化の延長ではなく、その根底にある思想から問い直さなければならないと思います。
 今回は、政府のデジタル、AI政策全体を俯瞰する観点から質問させていただきます。
 AI新法、つまり人工知能関連技術の研究開発及び活用の推進に関する法律は、今年五月、参院本会議で成立し、九月に全面施行されました。これに基づき、AI戦略本部が発足し、年内に人工知能基本計画を閣議決定する段取りと聞いております。世界で最もAIを開発、活用しやすい国を目指すにふさわしい、これは大変意欲的な計画だと思っております。
 そこでお伺いします。AI基本計画の骨子では日本のAI投資の少なさを課題としていますが、具体的にどの程度の投資規模を目標にしているのでしょうか。なるべく数値で分かりやすくお願いします。もう一点。AI新法は罰則のない推進型ですが、二〇二四年にEUが正式に採択したEU・AIアクトはAI規制型です。この違いはなぜなのか。AI新法はAIのリスクについても考慮しておりますでしょうか。以上、お答えください。

発言情報

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発言者: 岩本麻奈

speaker_id: 24366

日付: 2025-11-28

院: 参議院

会議名: デジタル社会の形成及び人工知能の活用等に関する特別委員会