高市早苗の発言 (国家基本政策委員会合同審査会)

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○内閣総理大臣(高市早苗君) まず、そのマーケットの警鐘とおっしゃいますけれども、国債金利などにつきまして私の立場から申し上げることはできません。これは市場に与える影響があると思います。その上ででございますけれども、放漫財政というような御指摘には決して当たらない、そういう経済対策を組んだつもりでございます。
 私は割と柔軟で素直なのがいいところなんですけれども、予算委員会、この経済対策を組む前に予算委員会を衆参で開いていただきました。野党の皆様からいろいろな御意見いただきました。特に、物価高対策、これじゃ足りぬのじゃないか、十分じゃないとか、いろんな御意見いただいて、それもかなり取り込ませていただきました。今、とにかく国民の皆様が困っていらっしゃるのは物価高、これに対してしっかりと対応していかなきゃいけないということ。
 そしてもう一つは、やはり成長する経済をつくらなきゃ財政は絶対に健全化しないと私は思っております。だからこそ、危機管理投資というものを肝に据えました。
 だって、これはやはり多くの方が心配している例えば食料安全保障。世界的な気候不順が起きて食べるものが入ってこない。若しくは、場合によっては、どこかの経済的威圧によって肥料の原料が入ってこない可能性がある。こういったことに応えていくために、できるだけ国内でしっかりとこれを作っていける。
 また、資源・エネルギー安全保障、これもそうです。これだけ電力需要が大きくなってきている。そんな中でしっかりと安定的にエネルギーも供給しなきゃいけないし、資源もそうです。資源もできるだけ調達先を多様化する、備蓄を進める。
 こういったことに加えて、サイバーセキュリティーですとか、医療健康安全保障ですとか、それから、昨日も地震がありましたけれども、国土の強靱化ですとか、やるべきことは、物価高対策に加えて、今すぐ手を着けなきゃ間に合わない、そして日本が優れた技術を持っているからこそ、これを早く市場に出してしっかりと稼いでいきたい、そういう思いから作りました。
 結局、財政の健全性という観点からいいますと、今年度の、今年度の当初と、そして今回、間もなく補正予算案を提出させていただきますが、そこで発行する国債額は昨年度よりは低くなる見込みでございます。それからまた、ニュースでも御承知だと思いますが、片山大臣を担当として、租特ですとか補助金で無駄なものがないか、これを徹底的に検証する組織も立ち上げたところでございます。
 また、今回、G20に行ってまいりました。IMFを代表して専務理事がおいでになっていました。総合経済対策取りまとめおめでとうという言葉のほかに、詳細にこれを読んだけれども、財政上のリスクも手当てされており、安心しているというコメントもいただきました。
 同じくIMFが、成長を損なうようなこの財政緊縮、要は財政再建というものはかえって財政の持続可能性を損なう、こういった見解もございます。
 私は、何より大事にしているのは財政の持続可能性でございます。これは、債務残高対GDP比、これを下げていくということで、よくよく注意深く見ながら、また金利の状況なども見ながら必ず両立をさせていく、でも、まず成長させなければ絶対に財政は健全化しない、こう考えています。

発言情報

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発言者: 高市早苗

speaker_id: 24045

日付: 2025-11-26

院: 両院

会議名: 国家基本政策委員会合同審査会