萬浪学の発言 (安全保障委員会)
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○萬浪政府参考人 お答え申し上げます。
委員御指摘のように、我が国を取り巻く安全保障環境、戦後最も厳しく複雑なものとなってきておるということで、その認識をこれまで示してきているところでございます。
全般的にどういう数値という、事実というのを示すのは若干御説明の時間を要しますけれども、個別に申し上げますと、我が国周辺の動向について具体的に申し上げますと、例えば中国でございますけれども、透明性を欠いたまま軍事力の強化をしている。
例えば、ここで数字で申し上げれば、先般三月に国防費を発表しましたけれども、中国の全人代で示されたところですと、一兆九千億元。これは、円に直しますと、直し方によりますけれども、四十三兆円でございまして、御案内のとおり、事実関係だけで申しますと、私ども、三文書で規定しておる五年間の事業費が四十三兆円でございます。五年間で四十三兆円、私どもが。中国は二〇二六年のが四十三兆円でございます。
あるいは、核、ミサイルの戦力を増やしておるということ等々で、軍事力を量としても質としても広範かつ急速に増強させておる、その能力を使いまして、東シナ海あるいは南シナ海におきまして、力又は威圧による一方的な現状変更の試みを、台湾周辺等々も含めて軍事活動を活発化させているというようなところでございます。
この関係で申しますと、昨年六月、御記憶かと思いますけれども、中国の空母二隻が太平洋側に参りまして活動しておった、そのときに我が方の警戒監視をやる自衛隊機に対する近接というものを行われてございます。また、十二月には、中国の空母が沖縄本島の東方から奄美大島の東方にかけて航行しまして、そのときにいわゆるレーダー照射事案というのを中国の空母艦載機が起こしているというような状況もございました。
また、北朝鮮の方に目を転じますと、昨日、御案内のように、七百キロ飛んだと見られます弾道ミサイルの発射をいたしておりますけれども、これを今年に入りましても数回実施しておるということで、核、ミサイルの開発というのは継続していると見られておると。また、通常戦力の増強にも注力しているということ。あるいは、北朝鮮におきましては、ロシアに派兵をしている、ロシアに対して弾道ミサイル等々を供与しているといったことも見られていると分析してございます。こうした形でロ朝の軍事協力も進んでいると。
また、もう一つ、お隣のロシアにつきましては、ウクライナ侵攻がある一方で、我が国周辺における軍事活動も継続しているという状況でございますし、これも昨年十二月の例でございますけれども、中ロ、中国とロシアが共同飛行という形で日本海から太平洋にかけての共同飛行をやるというような事案も起きているということで、このように、我が国を取り巻く安全保障環境は一層厳しさを増しておるというふうに私どもは見ておるところでございます。
以上でございます。