山口靖の発言 (農林水産委員会)
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○山口政府参考人 お答え申し上げます。
前回の質疑におきまして、リン安の需要量の話をさせていただいたところでございます。令和五年以降、経済安全保障推進法に基づきまして、リン安につきまして、年間需要量の三か月分に当たる原料備蓄に取り組んでおり、現在までに、二・四か月分を常時備蓄する体制を構築しているところでございます。
この備蓄量に、肥料関係事業者などが備蓄のほかに保有している在庫量を加えますと、本年三月末時点で、おおむね四か月分を超える国内在庫を有している状況である旨を御答弁させていただいたところでございます。
委員御指摘のとおり、現在の国内在庫量は、過去三年と比べますと高い水準にございます。この背景としては、昨年、中国から輸入できる期間が特に短く、輸入事業者が今後必要と見込まれる数量をその期間内に前倒しして集中的に調達せざるを得なかったことが反映されているものと考えております。
一方で、情報収集、今後の見通しについての話もございました。
農林水産省におきましては、国内の輸入商社、肥料メーカーなどの関係事業者と、輸出先国あるいは製造事業者の状況について、緊密に情報交換を行っているところでございます。
こうした中で、現在の状況でございますが、本年六月以降に販売する秋用の肥料の原料はおおむね調達のめどが立っており、本年十一月以降に販売する来年の春用の肥料原料の調達を検討する段階にあるというふうに承知をしております。
その中で、モロッコにつきましては、契約済みの年間契約の履行に現時点では問題が生じていないことを確認しており、実際に、出航済みのモロッコ便が五月には到着予定で、次回の調達についても具体的な手続を進めている状況というふうに伺っております。
また、中国につきましては、近年、非需要期のみ輸出が行われており、本年につきましても、夏頃から輸出が再開される可能性もあるというふうには承知していますが、今後の動向を注視していく必要性を関係事業者と共有しているところでございます。
いずれにしても、先般、委員からも委員会の場で御指摘がありましたが、我々としても、別にこの状況だからということで予断を持つことなく、緊張感を持って情報収集などに当たってまいりたいというふうに考えております。