神保謙の発言 (国際問題に関する調査会)

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○参考人(神保謙君) まさに今年、日本政府の下では内閣情報調査室を国家情報局に格上げして、その中でインテリジェンス機能を強化するという方向性が示されていて、今委員のおっしゃった問題意識はまさにこれから国会の中で是非詰めていただきたいなというふうに思っています。
 私は、そのインテリジェンスという世界は情報の量が多ければ多いほどいいというわけではなくて、やはり、日本の国益とおっしゃったんですけど、日本の政策決定に有力な、有効な情報と、そして相手の政府が持っているインテリジェンスへのアクセスと、そして相手の政府が持っているインテリジェンスに対するカウンターインテリジェンス、つまり、検証する手法をどれほど持っているかということにやはり価値が生まれるんだというふうに思います。
 これは、例えば、イラク戦争のもととなった大量破壊兵器をサダム・フセインは必ず開発しているということに対するカウンターインテリジェンスどのぐらい持っていたかと。その持っていない状況の中で日本は本当に正確な外交判断ができるのかということにもよりますし、例えば、二〇一七年に第一次トランプ政権がいわゆる北朝鮮に対するブラッディーノーズ作戦という限定空爆を、九〇年代のユーゴスラビア紛争を模して、ああいうことをすれば出てくるんだという見立てに関して、日本は、じゃ、どれだけそうだと考えるのか、それとは違う結果がもたらされるかどうかということを確証を持って言えたか。こういったその外交の、先ほど選択の選択肢というふうに言ったんですけど、その選択肢というものを戦略的に増やしていくということがそのインテリジェンスの世界では重要だなというふうに思っています。
 私自身は本当に一介の研究者なので、そんな、どういうふうに情報をということで余り皆さんの御参考になるということはできないと思いますが、でも、やはりポイントとなるのは、やはり多角的な情報ソースを公式、非公式、報道共に持っている、そして、その信頼ある解釈をする方々の層をしっかりとネットワークをして日々意見交換をしているということが大変重要な要素なのかなというふうに考えております。

発言情報

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発言者: 神保謙

日付: 2026-03-04

院: 参議院

会議名: 国際問題に関する調査会