齊藤貢の発言 (国際問題に関する調査会)
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○参考人(齊藤貢君) よろしゅうございますか。
私も、まず、今日、非対称性というのを大変強調いたしました。それで、アメリカ側がどうして長期化を予想していなかったのかという点につきましては、さっきもちょっと触れましたが、まず、その長期化を予想していなかったということが明らかに分かるのは、私がさっき申し上げた迎撃ミサイルの不足ですね。本当は迎撃ミサイルを十分に補充しておかなきゃいけなかったのに、彼らは焦ってやったと。
ちなみに、ここをもうちょっと、ちゃんと説明しますと、去年の六月の十二日間戦争のときに、イスラエル、失礼、アメリカはイスラエルを防衛するために、THAADという長距離迎撃ミサイルシステムを置きました。この十二日間で、何と全米軍の持っているTHAADのストックの三〇%を使ったというんですね。十二日間で三〇%と。それで、もう戦争一か月以上やっていますから、もう弾なくなってもおかしくない状況になっている。もちろん、しかも、THAADはさっき一発二十億円と言いましたが、これが年間百発しか造れないということで、もう、だから本当に厳しい状況になっている。
じゃ、何でやったかというと、私の理解では、ベネズエラのユーフォリアとさっき申しましたが、要するに、独裁体制はその指導者を倒せば体制が崩壊するというまず思い込みがあったわけですね。次に、恐らくその準備不足で始めたのは、あの日ですね、二月二十八日、あの時間、あの場所にハメネイ最高指導者がいるという恐らくインテリジェンス情報をつかんで、それで、何ですかね、早とちりしてやってしまったというふうに私は考えております。