2026-04-01
参議院
石田昌宏
政府開発援助及び国際協力・人道支援等に関する特別委員会
石田昌宏の発言 (政府開発援助及び国際協力・人道支援等に関する特別委員会)
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○石田昌宏君 そうなんですよね。
そうすると、FOIPとODA、かなり重なっていて、ちょっとどっちがどっちだかとか、なかなか分かりにくい話なんで、FOIPはじゃ何に重点を置いているのかというのを広げて考えてしまったら、ODAはかなり広いので、ちょっと分かりにくいんですね。ただ、実際、FOIPが目指しているところで特に重いところは、やはり安全保障とか経済的な利益の面が強いんだというふうに思います。
そう考えていくと、どちらかというと港の整備ですとか、そういったインフラ系ですとか、又は、法の支配ですから、東ティモールの場合はまだ国ができて浅いですから、それに対する政府の法的な支援ですとか、例えば選挙の支援なんてやりましたし、そういった形の支援が比較的分かりやすいんだと思います。
ただ、従来から結構ODAでやられている母子保健ですとか教育の支援ですとか医療的な支援というのは、確かにFOIPといえばFOIPなのかもしれないんですけど、ちょっと直接どうなんだかなというのはやっぱりありまして、ここはちょっと整理して考えなきゃいけないと思います。
自分のイメージでは、最初はFOIPがあって、その中の手段としてODAを使うといったこの構想かなというふうに思ったんですけど、逆にそれを今度出し過ぎちゃうと、今度はどちらかというと、経済とか安全保障の、日本の国が提唱しているので、日本の国が有利になるようにその国に、押し付けるとは言いませんけれども、その国の方針に対して日本の国が有利になるようにお願いしていくといった形に、それを強調されてしまうと、場合によっては、外交的にはむしろ中国との対峙の中でそれを進めているんじゃないかといったことを思われてしまうリスクもあって、それが逆に国民感情から離れてしまうこともあります。むしろ、国民的に見ると、そういった安全保障とか経済の概念よりも今日の生活どうするかが大事ですので、雇用をちゃんとつくってくれるとか、さっきの教育だとか、命の安全を守ってくれるとか、そういった支援が大事で、それはさっきのFOIPの分野かもしれないけど、ちょっと外れてくる感じがするんです。これをよく整理していく必要があると思います。
ODAは多分FOIPの手段と最初言いましたけど、本当はその手段とは限らなくて、むしろ広く国民から支持されるようなODAを、さっきの教育だとかスポーツもそうですね、医療もそうです、ふだんからやっているがゆえに、それで日本の国の信頼とか基盤ができてきて、その基盤に乗って今度はしっかりとしたFOIPの経済的、安全保障的な面をしっかりと構築できるといったこととして位置付けた方がいいんではないかなというふうに思っています。
こういった、ちょっと哲学的な話になってしまっているかもしれませんけど、多分整理をしていかないと、相手の国にとって、FOIPって何とか、ODAって何でやっているのというのが見えなくなっちゃうし、日本も構想とか戦略上の戦略性が曖昧になってしまうというふうに思いますので、最後にお聞きしたいんですけれども、このFOIPとそれからODAについて、どう進めていったらいいのかについてまとめた見解を、今日は政務官いらっしゃっているので、せっかくなので政務官にお聞きしたいと思います。よろしくお願いします。