下村恭民 に関する国会発言
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○参考人(下村恭民君) 安全確保、特に辺境地帯での安全確保というのは、その国の政府の手もなかなか及ばないという問題がありますし、アメリカのようにボディーガードを業としている企業に高額なお金を払って保護してもらうということも日本の場合は難しいわけですから、非常に難しいと思います。 結局、私は長い目で見てこういうことが重要ではないかと思うんですけれども、かつてタイの東北地帯は、これは七〇年代から八〇年代の初めにかけてですけれども、大きな
○参考人(下村恭民君) 民間事業者の置かれた立場の厳しさというのは、今おっしゃった中でも非常に多岐にわたっているわけですね。安全確保の面は、フィリピンなんかでも最近起きていますけれども、非常に難しい点があるというのは、日本政府としてやれる範囲というのは非常に実際は限られていると思います。現場が非常に辺境地帯の場合はやれることは限られていると思いますから、なかなか難しい点があると思いますけれども。 私、今お話があった中で汚職の話という
○参考人(下村恭民君) なかなか難しい問題だと思いますが、中国の援助のやり方についてはおっしゃるような非常に粗野な無法な面もあることは間違いありませんけれども、アフリカの中で中国に対する、中国が援助国として台頭してきたことを歓迎する声が大きいことも事実なんですね。 それはなぜかというと、つまり余りにも西欧の、特にヨーロッパから抑え込まれてきて、ああしなさい、こうしなさいと要するにレクチャーされて、説教をされて、こうしなきゃいけない、
○参考人(下村恭民君) ありがとうございました。 まず、二点お話がありました、第一点ですけれども、中国の援助額の中に輸出入銀行のローンがありまして、輸出入銀行のローンについては利子補給が行われています。つまり、中国の中で得られる金利の水準よりも援助の途上国に出している金利の水準が低いので、その金利の差を中国政府が輸出入銀行に対して利子補填をしているんですけれども、その利子補給の差額の補填だけが援助額として中国の統計に出ております。
○参考人(下村恭民君) ありがとうございました。 ハードとソフトのアンバランスのお話がありましたけれども、お話しいただいたそのスラウェシのケースは似たような例がたくさんあると思います。しかし、全く違うソフトとハードが極めてうまく連携して続いているというケースもたくさんあるということを是非強調したいと思うんですね。 つまり、非常にうまくいっている場合とうまくいっていない場合とがあって、それは一つ一つの援助事業ではなくて、連続して点
○参考人(下村恭民君) ありがとうございました。 平和への貢献、平和構築につきましては坂元先生の方にお願いできればと思いますけれども、私、一点だけ申し上げますと、実は昨年度、外務省の平和構築支援に対する評価というのを担当しまして感じたことですけれども、やはり非常に、先生もちょっと触れられましたけれども、何が起こったのか、平和構築の支援をした結果何が起こったのかということについての情報というのはなかなか十分でないと。それは平和構築が必
○参考人(下村恭民君) 日本のODAの、私の感じでは、実は最大のこれまでの任務は、米国との経済摩擦緩和の恐らく最重要なカードを担うということだったと思います。ですから、ODAは特に七〇年代、八〇年代、特に八〇年代ですね、対米摩擦を少しでも緩和するために何ができるかという形でやってきた。九〇年代にもその後遺症がありました。最近になって日本の経済力が低下しましたから、その役割というのは大分減ってきましたけれども、そういう枠組みの中でやってき
○参考人(下村恭民君) 先生がおっしゃったとおりだと思って、全く賛成でございます。 要するに、原発を輸出するということは非常に大きなリスク、相手に対する、相手の災厄をもたらしかねないリスクを持つ商品を輸出するということですね。最悪の場合が起きたとき、最悪の事態が起きたときに、我々がそれを負担できるのかと。できないわけですね、福島の事例を見ても。自分たちが責任を取れない商品を海外に、特に途上国に輸出するということはビジネスとしてあって
○参考人(下村恭民君) ありがとうございました。 たまたま私、今日こちらへ来る途中、中央線の隣の席に二人NGOの方が座っておられて、非常に貴重な話をしておられるのをずっと聞きながら来たんですけれども、アフガンとパキスタンの国境のところにあるペシャワール会という非常に立派なNGOですけれども、おっしゃるように、NGOとの関係、NGOとの連携ですね、非常に重要だと思います。 これについて、二点あると思いますけれども、一つは、NGOに
○参考人(下村恭民君) ありがとうございました。非常に重要な点だと、御指摘のとおり重要な点だと思いますし、また難問だと思います。 それで、私は、よく国民の理解を得るというと政府広報を改善すべきだという声があるんですけれども、私は、ODAのことをある程度知っている人あるいは関心を持っている人、相当な数いろいろ調査をしましたけれども、政府広報の使い方というのは、やはり資料を取るためには使うけれども、そこに書いてあること、いいことが書いて
○参考人(下村恭民君) ありがとうございました。 先生から二点御指摘がありましたんですけど、一点目、国民の理解に関連して、北欧諸国ではどうしてあれだけ一人当たりたくさん援助を負担をしていながら理解があるのかという点ですが、二点あると思いますけれども、やはり国民が途上国に対して支援をしていくという使命感を共有していると、これはかなり文化的なものだと思っております。恐らく宣教師的な使命感と隣り合わせの文化的なものだと思っております。
○参考人(下村恭民君) ありがとうございました。 まず理念、原則でございますが、私は、日本はこれまで余り強調してこなかったと思いますけれども、卒業を支援するんだということをもっと打ち出していいと思いますけれども、そのためには途上国の強みを生かすと。途上国の弱みを指摘して直すんではなくて、これは西欧社会はみんなそういうふうに、ここが悪いから直しなさいということですが、ここはいいところがあるじゃないかと、それを生かせばもう少し良くなりま
○参考人(下村恭民君) 科学的な意味の下限はないと思いますけれども、既に下限に達しているというふうに私は判断しております。
○参考人(下村恭民君) ありがとうございます。 今御指摘のありました点で、二点に絞ってお答えいたします。 日本が途上国の利益にどれだけ対応してきたか、あるいはその中で日本の国益もどれだけ重視してきたかということですが、私は、先ほど例としてお示ししたタイの例えば東部臨海を見ていただきますと、現在アジアのデトロイトと呼ばれるような輸出産業の拠点になっておりまして、そこでたくさんの、数字が出ておりますけれども、多くの雇用が生まれている
○参考人(下村恭民君) ただいま御紹介いただきました下村でございます。よろしくお願いします。 本日、こういう非常に貴重な機会をいただきまして、大変光栄に存じております。お手元のレジュメに沿いまして、日本のODAをめぐる新しい変化についてお話ししたいと思います。 初めに、報告の目的でございますが、日本のODAの在り方につきましては、これまで御案内のようにいろいろな論議が広く行われてまいりました。多くの資料、文献も蓄積されております
○委員長(藤井基之君) 参考人の出席要求に関する件についてお諮りいたします。 政府開発援助等に関する調査のため、本日の委員会に参考人として法政大学名誉教授下村恭民君及び東洋大学国際地域学部教授坂元浩一君の出席を求め、その意見を聴取することに御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○参考人(下村恭民君) 今先生おっしゃった指摘は全くそのとおりだと思います。 それで、最後の点ですが、NGOですけれども、ODAはあくまでも相手国政府をパートナーにして進めていくわけですけれども、それが限界があるということは、非常に大きな限界があるわけで、もう一つパートナーを、NGOというパートナーを見付けて参加を促すという形で、参加って、先方の人々の参加を促すという形で、二つのパートナーを巧みに有効に使って、その長所を生かしながら
○参考人(下村恭民君) 後の、〇・七%も含めて、予算の規模あるいはそれが増減どちらの方向に向かっているかということだと思いますが、これは、財政とかODAの問題と同時に、日本が国際社会にどんなメッセージを発信するかということでもありますので、日本はこういうメッセージを発信しているんだという意思を持って予算を決めていただきたいというふうに思っております。 それから中国でございますが、御指摘の点はそのとおりだと思いますけれども、同時に、私
○参考人(下村恭民君) おっしゃったとおりだと思いますが、ちょっと確認ですけれども、特に中国を念頭に置いて今お話しになったということだろうと思うんですけれども、中国の場合は、私も十分な知識がないので申し訳ないんですけど、非常に外交の経緯というか、歴史で非常に複雑な難しい経緯があるので、今おっしゃったようなあいまいな部分を多く含めながら、日中国交回復以後、巨額の援助が出たということであろうと思います。そういう意味でODAの中でも非常に特殊
○参考人(下村恭民君) 今おっしゃった、憲法の前文を引いておっしゃった先生のお考え、非常に感銘を受けました。それは、私もそういう考えは十分成り立つと思います。 ただ、私は飢餓と貧困を、途上国の飢餓と貧困を見捨てておけないので、それに対して支援するということが、慈善とかあるいはまあ富める者の義務ということでないと、そこがそうでなくて、そこで飢餓と貧困で終わりだと西欧と同じですけれども、そこをくぐり抜けた後はいずれは生活条件を改善するこ