宇都宮深志 に関する国会発言

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2004-03-18 木下厚 憲法調査会 衆議院

○木下委員 統治機構のあり方に関する調査小委員会における調査の経過及びその概要について御報告申し上げます。  本小委員会は、三月十一日に会議を開き、参考人として、東海大学政治経済学部教授宇都宮深志君をお呼びし、人権擁護委員会その他の準司法機関・オンブズマン制度について御意見を聴取しました。  会議における参考人の意見陳述の詳細については小委員会の会議録を参照いただくこととし、その概要を簡潔に申し上げますと、  宇都宮深志君からは、

2004-03-11 木下厚 憲法調査会統治機構のあり方に関する調査小委員会 衆議院

○木下小委員長 これより会議を開きます。  統治機構のあり方に関する件、特に、人権擁護委員会その他の準司法機関・オンブズマン制度について調査を進めます。  本日は、参考人として東海大学政治経済学部教授宇都宮深志君に御出席をいただいております。  この際、参考人に一言ごあいさつを申し上げます。  本日は、御多用中にもかかわらず御出席をいただきまして、まことにありがとうございます。参考人のお立場から忌憚のない御意見をお述べいただき、

1996-02-14 宇都宮深志 行財政機構及び行政監察に関する調査会 参議院

○参考人(宇都宮深志君) いずれにしても、世界のオンブズマンを見てまいりますと、任期、例えば十年一期というのもありますし、六年というのもありますし、川崎の場合は三年で二期までというのがありますが、非常に権威の高い職務でもあるということで、資格要件とかそういったものを十分条文の中に入れてちゃんとした身分保障をすべきではないかと、そういう意見を持っております。  以上でございます。

1996-02-14 宇都宮深志 行財政機構及び行政監察に関する調査会 参議院

○参考人(宇都宮深志君) どういう人物を選ぶかという方式でございますけれども、公選制というのはオンブズマンを選ぶに当たっては適切ではない。  といいますのは、やはりオンブズマンというのはいわゆる人物高潔で行政に対して非常にすぐれた見識を持っているという、そういう面ではプロフェッショナルだという性格があるわけでありまして、国民の公選で選ぶというのには不向きではないかなという考え方を持っております。  それから、身分保障は当然すべきだろ

1996-02-14 宇都宮深志 行財政機構及び行政監察に関する調査会 参議院

○参考人(宇都宮深志君) やはりスタッフィングといいますか、これがもう一つの重要な課題だと思います。  英国のオンブズマンのスタッフ組織を見ますと、英国の制度は各省からの出向で来ている、対応しているんです。スウェーデンなどは独自でそのスタッフを採用しているということで、スウェーデンなどのスタッフ組織というのは法律の専門家が中心にやっています。それから、アメリカのハワイ州とかネブラスカ州とかアラスカ州、アイオワ州、四州が議会オンブズマン

1996-02-14 宇都宮深志 行財政機構及び行政監察に関する調査会 参議院

○参考人(宇都宮深志君) それは専門の公法関係の人によく煮詰めてみなければいけない点だと思いますけれども、資料閲覧権とか資料提出権あるいは職権調査という、そういう意味では政府が持っている情報に対して、例えば情報公開で言えば適用除外で出てこない情報がたくさんあるわけでありますけれども、オンブズマンというのは適用除外情報といえども見ることができるということでありますから、非常にそういう点では中立的で客観的な調査ができると。そういった権限を与

1996-02-14 宇都宮深志 行財政機構及び行政監察に関する調査会 参議院

○参考人(宇都宮深志君) 資料閲覧権と資料提出権ということとあわせまして職権による調査という、これは非常に有効な手段だろうと思うんですね。これは国民から苦情があって調査を始めるということではなくて、いわゆる第三者の、専門であるオンブズマンというのが四六時中行政全般に目を光らせているということで、職権による調査権によっていつでも調査に入る。例えば新聞情報とか、あるいは言葉がどうかと思いますけれども垂れ込みといいますか、そういうような匿名に

1996-02-14 宇都宮深志 行財政機構及び行政監察に関する調査会 参議院

○参考人(宇都宮深志君) 憲法論的にやはりこの点については煮詰める必要があると思いますけれども、私は、行政学をやっている者として憲法の条文をいろいろ調査検討いたしましたところ、我が国の憲法の上で国会にオンブズマンを置く点においては問題はないのではないかと。それは当然、先ほども申し上げましたように、国会は内閣の行政権行使に対してチェックをしていく、監視をするという重要な役割が与えられているわけです。オンブズマンというのは国会に与えられた監

1996-02-14 宇都宮深志 行財政機構及び行政監察に関する調査会 参議院

○参考人(宇都宮深志君) 受付時間につきましては、その意見を十分配慮して今後も対応していかなければならないのではないかというように私は思います。

1996-02-14 宇都宮深志 行財政機構及び行政監察に関する調査会 参議院

○参考人(宇都宮深志君) オンブズマン事務局がどれだけの支出をしたかとか、そういうことについては直接は触れていませんけれども、いずれにいたしましてもオンブズマン事務局というのは最小の人員で最大の効果を上げるということでおりまして、スタッフは非常に小規模なスタッフで実施しております。  以上でございます。

1996-02-14 宇都宮深志 行財政機構及び行政監察に関する調査会 参議院

○参考人(宇都宮深志君) オンブズマン白書というかどうかは別にいたしまして、年次報告書を出すことになっております。それにつきましては、詳細などういう案件、どういう事案があったか、どういうように解決されたか、それぞれの事案についての分析も出ております。  以上でございます。

1996-02-14 宇都宮深志 行財政機構及び行政監察に関する調査会 参議院

○参考人(宇都宮深志君) どういう人物を選ぶか、あるいはどういう方法で選ぶかというのが非常に重要な課題だろうと思います。  川崎でつくる場合に、人物高潔で地方行政にすぐれた識見を持っている人というのが条例の中に入っているんですが、その提言をつくるときにいろいろ議論がありまして、先ほどの監査委員の公選制という問題、オンブズマンの公選はどうかというような意見もあったわけです。しかしながら、当然オンブズマンというのは行政に対するエキスパート

1996-02-14 宇都宮深志 行財政機構及び行政監察に関する調査会 参議院

○参考人(宇都宮深志君) 財政の関係で、いわゆるオンブズマンの役割、機能の一つに能率性についてもいろいろ調べるというのがありまして、能率的に行政運営がされているかどうかということについてオンブズマンがチェックしているということでありますから、そういう点からしますと、財政全般についても支出との関連でオンブズマンが一定の役割を果たすのではないかなというように考えております。  以上でございます。

1996-02-14 宇都宮深志 行財政機構及び行政監察に関する調査会 参議院

○参考人(宇都宮深志君) 諸外国の立法オンブズマンの状況を見ますと、権限として非常に重要なものはやはり調査権限だと思います。これは資料閲覧権、資料提出権、非常に強力な調査権が与えられております。  オンブズマン研究で有名なカナダのカールトン大学のローワットさんが日本に来られたときに非常に意味のあることを言っているんですが、要するにオンブズマンが非常に有効な点は、政府が持っている資料をとにかく調査権ですべてを見ることかできるということで

1996-02-14 宇都宮深志 行財政機構及び行政監察に関する調査会 参議院

○参考人(宇都宮深志君) 先ほども申し上げましたけれども、国会に置くオンブズマン制度にするか、あるいは行政府に置くオンブズマン制度にするかという点におきましては、それぞれ国の政治風土といいますか、そういうものとの関連においていずれが機能するかという問題になると思います。  そういう意味では、いずれにおいても長所あるいはマイナス面が両方ともあるということを申し上げたわけでありますけれども、行政監視という点、それから非常に伝統的な行政苦情

1996-02-14 宇都宮深志 行財政機構及び行政監察に関する調査会 参議院

○参考人(宇都宮深志君) 川崎市のいわゆるオンブズマン条例が運用されてから五年半ぐらいたっているわけでありますが、そのいろいろな経過、あるいはオンブズマン制度をつくるに当たっての発想といいますか、その発想に基づいて委員会をつくって提言をしたわけであります。それに基づいて条例がつくられて運用が開始されて五年半経過をしてきているわけであります。  市民の側から一体オンブズマン制度をどうとらえているかという問題であります。オンブズマンは三人

1996-02-14 宇都宮深志 行財政機構及び行政監察に関する調査会 参議院

○参考人(宇都宮深志君) 東京都につきましては、具体的に東京都がオンブズマンをつくるということでそういう委員会をつくってやったわけではございません。それはある研究会で、プロジェクトでオンブズマンを取り上げるということで研究をしたわけであります。  そういう点からちょっと比較にはならないのではないかと思いますが、川崎にも関係しまして、それから藤沢市ですね、九四年に条例ができましてことしの六月から二名のオンブズマンが、これも本格的なオンブ

1996-02-14 宇都宮深志 行財政機構及び行政監察に関する調査会 参議院

○参考人(宇都宮深志君) GAOという会計検査院でありますけれども、あそこは重要な機能として行政評価を行っております。プログラム評価とかそういう施策の評価とかいうことが行われておりまして、私自身も、我が国の行政で非常に必要な点というのは、政策は組むけれども、政策を組んだ後の、要するに結果の評価ということが非常におくれているんではないかなというように思っております。  そういう意味では、議会におかれましてもいろいろな委員会においてプログ

1996-02-14 宇都宮深志 行財政機構及び行政監察に関する調査会 参議院

○参考人(宇都宮深志君) 先ほども申し上げましたけれども、現憲法上、国会にオンブズマンを置くという点では障害がないのではないかというように思います。  オンブズマンの機能というのは行政権に属するということではなくて、いわゆる国会に与えられた統制権に属するものであると考えますので、それはオンブズマンが行政を監視したりすることは、国会の任務の一つである監視権というものをより充実、拡充していくものであるというように考えておりますので、今の憲

1996-02-14 宇都宮深志 行財政機構及び行政監察に関する調査会 参議院

○参考人(宇都宮深志君) 今の御意見に対して、私は、先ほど申し上げましたように、いろいろな問題が発生をしておりますし、二十一世紀への新しい行政制度の革新を考えていきますと、国のレベルに新しい監視システムの導入が必要になっているのではないかなというように思います。  そういう意味で、憲法上においても日本の国会にオンブズマン制度を置く点につきましては問題はないのではないかなというように思います。それが参議院にオンブズマンを置くかという問題