藤目和哉 に関する国会発言
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○参考人(藤目和哉君) 今、石油にかわってガスが出てきて、ガスの埋蔵量はまだ石油よりたくさんあるかどうかわからないんですけれども、例えば日本海周辺にもメタンハイドレートがかなりあるとか、これはコストが高いから使えないということですが、そういうことも考えると、そう簡単にはなくならないということは確かだと思うんです。 ただ、人類の歴史が何百万年かとか、氷河期と氷河期の間が一万年とかなんとかだとしますと、それは一万年後にはなくなることはは
○参考人(藤目和哉君) なかなか難しい問題ですけれども、石油の資源については、関岡さんがおっしゃるように、いわゆる確認埋蔵量、今すぐ掘り出せるのが一兆バレルという、この数字も怪しいことは怪しいんですけれども、一兆バレル。しかし、究極可採埋蔵量というのは、これ、まだ未発見のものとか確認されていないものが含まれると二兆とか、最近では少し多くなって二兆数千億バレルとかいうふうに言われていますね。しかし、こういう数字は地質学者が理論的に推定した
○参考人(藤目和哉君) 先ほどちょっと答えましたが、アメリカが備蓄放出したときに、それは効果があったかどうかという点については、これは非常に分かれております。それは、在庫水準が非常に低い、そういう状況で放出してもほとんど心理的な影響ぐらいしかなかったという見方もありますし、いや、やっぱり急騰した価格を抑える効果があったということで、これはなかなか検証するのは難しいんですよね。 ですから、備蓄を放出すれば必ず価格が抑制されるかどうかと
○参考人(藤目和哉君) 非常に鋭い御質問で難しいんですけれども、市場メカニズム論というのは、いわゆるアメリカを代表としたアングロサクソン的な考え方と、こう言われていますね。古くはアダム・スミスまでさかのぼる話なんですけれども、市場メカニズム万能論というのは、一応経済学的にはないと思うんですよね。 というのは、市場というのは必ず失敗を起こすということで、例えば環境問題なんかも一つの市場の失敗ですね。環境コストが市場に組み込まれていない
○参考人(藤目和哉君) 非常に難しい問題で、どちらかというと私の専門ではないんですけれども、石油業法自体が今回廃止になるというのは、歴史的な流れとかあるいは国際的な流れの中では自然だと思うんです。登録制にしたということについては、これはなかなか政治的な判断ですし難しいと思いますけれども、ただ全く規制がなくていいかというと、私はやはり、先ほど石油はコモディティーか戦略商品かという話が出ましたけれども、コモディティーの面もあるし戦略商品の面
○参考人(藤目和哉君) 私の書いた論文自体では、エネルギーというのは個別のエネルギーだけで考えると必ずしも解決が出てこないということで、エネルギーミックスをどうするかというのが非常に重要だということです。幸い日本は石油が大体五割、五二%です。あと天然ガス、石炭、原子力、水力。先進国の中では一番バランスがよくとれているということです。これはたまたま政策を追求した結果そういうふうになったということですけれども、そういう理解をするべきだという
○参考人(藤目和哉君) これは非常に難しい問題で、御存じのように、OPECのプライスバンドというのは二十二から二十八というのを設定して、その中に入るように需給を調整するということですから、ですからもう石油市場自体が自由競争市場ではないんですね。OPECというカルテルが厳然として存在し、しかもオイルメジャーという非常に強力な企業が存在しているわけで、決して自由市場ではないと私は思っていますけれども、日本の国内は自由市場に近いんだと思います
○参考人(藤目和哉君) おっしゃるとおりで、石油の需要の増加分はほとんどがアジアを中心とした途上国における自動車用燃料ということなんですが、一つは、アジアの国を見ていても、いわゆる大量輸送機関と言われる公共輸送機関が日本に比べると著しく未発達であるわけですね、これは歴史的な経緯もあると思うんですけれども。そういう自動車とかあるいは大量輸送機関についての技術協力、経済援助も含めて、日本の場合にはお手本になるわけで、そういう技術を、実際に地
○参考人(藤目和哉君) ただいま御紹介いただきました日本エネルギー経済研究所の藤目と申します。 私は、資料の一面に六つずつ、色のついた画面が入っているものでございます。タイトルは、左上にありますように、「最近の国際エネルギー(石油)情勢とわが国エネルギー政策における石油の位置付け」ということで御報告したいと思います。 内容は三つに分けております。 最初に、「最近のエネルギー価格の上昇と不安定化」というのは、これは価格の不安定
○委員長(加藤紀文君) 石油の安定的な供給の確保のための石油備蓄法等の一部を改正する等の法律案を議題といたします。 まず、参考人から意見を聴取いたします。 本日は、本案の審査のため、参考人として財団法人日本エネルギー経済研究所常務理事藤目和哉君、東京国際大学国際関係学部教授関岡正弘君及び株式会社野村総合研究所上級コンサルタント石黒正康君の三名に御出席をいただいております。 この際、参考人の方々に一言ごあいさつ申し上げます。
○委員長(加藤紀文君) 参考人の出席要求に関する件についてお諮りいたします。 石油の安定的な供給の確保のための石油備蓄法等の一部を改正する等の法律案の審査のため、来る七日午後一時、本委員会に財団法人日本エネルギー経済研究所常務理事藤目和哉君、東京国際大学国際関係学部教授関岡正弘君及び株式会社野村総合研究所上級コンサルタント石黒正康君を参考人として出席を求め、その意見を聴取したいと存じますが、御異議ございませんか。 〔「異議な
○参考人(藤目和哉君) 二十一世紀のエネルギーを考える場合ですけれども、よく石油とか天然ガスとかそういうものには非常に資源的に限りがある、ウランなんかも限りがあると言われているわけですけれども、普通言われているよりはかなり大量にあるということで、恐らく二十一世紀中に石油がなくなるとかそういうことはないと思います。したがいまして、いろいろなエネルギーを多様に使っていくということが重要で、核融合についてはまだどうなるかということさえわからな
○参考人(藤目和哉君) おっしゃるとおり、いろんな技術の問題も含めて、ハードウエアだけでなくて要するにソフトウエアというのが非常に重要じゃないかと思います。ソフトウエアというのは具体的に言いますと、教育の仕組みとか訓練の仕組みとかいろんなシステムといいますか、そういうものを考慮したものをやっていかないと身につかないということではないかと思います。 以上でございます。
○参考人(藤目和哉君) 私が政治家ならもっとうまく答えられると思うんですけれども、私も研究所育ちでお役人にもなったことがないんであれなんですが、原子力が地球環境対策になるかどうかというのは、これは議論の分かれるところだと思いますけれども、地球温暖化とかあるいは地球の酸性雨ということに限定した場合にはならないということだと思うんですね。だから、ほかの放射性物質の問題についていろいろ考えた場合にはあるいは違った視点もあり得るということじゃな
○参考人(藤目和哉君) 私についてどの部分が質問されたかというのがちょっとわからぬのですけれども、省エネルギーでも、新エネルギーといいますか、太陽エネルギーを含めて新エネルギー、あるいは原子力、それから石炭も最近ではクリーンに使おうということでクリーン・コール・テクノロジーというようなことできまして、基本的には技術をどう進歩させていくかということじゃないかと思います。やはりこういう新しい技術を育てていくときにやっぱり問題になるというのは
○参考人(藤目和哉君) 通産省の考え方をベースにといっても具体的にどういうことか少しあれなんですけれども、もちろんプルトニウムの問題はまたなかなかデリケートな話なんですけれども、御存じのように、ウランだけではウラン資源の〇・五%ぐらいしか使えない。高速増殖炉の路線をとれば、最終的には六〇%ぐらいのウランが資源的に有効に使えるということです。 ただ、経済性からいいますと、ウランの需給の関係が非常に緩んでいて、ウランの価格は安いというこ
○参考人(藤目和哉君) 原子力についてはなかなか見通しをつくること自体が難しいわけです。そういう意味では考え方としては弾力化ケースが相当すると思うんですけれども、原子力についてはもちろん立地の地点がどの程度確保できるかとか、あるいは既存のサイトで増設がどの程度できるのかということで、サイトごとにチェックしないとなかなか難しいわけです。 一方、住民感情とかそういう人間的なものも絡んでおりますから、見通しは非常に難しいわけですけれども、
○参考人(藤目和哉君) これは、政府の見通しは、一九九〇年の十月の段階ではGNPを二〇〇〇年まで四%、それからCO2の排出量は九〇年水準で二〇〇〇年まで安定化と、そういう政策を織り込んでつくっておりますので、いわゆる政策促進ケースというものだと思いますけれども、そういった考え方でつくられております。 したがいまして、エネルギー経済研究所でつくったシナリオはこういう政府の見通しとは違った視点からつくっているということですね。つまり、経
○参考人(藤目和哉君) 原子力については、非常にデリケートな問題で、私自身も原子力そのものを専門にしているわけではないんですけれども、原子力がスタートしたのは一九六〇年代だと思うんです。そのときにはたしか全党一致で平和利用ということで進んできたと思うわけですけれども、やはり決定的な事件は一九八六年のチェルノブイリの事件だと思うんですね。私自身も原子力発電所はよく見て回りましたけれども、原子力のいわゆる核分裂の制御のシステムについては、日
○参考人(藤目和哉君) なかなか難しいわけですけれども、一つはアメリカと日本の立地条件の違いというのがあると思います。確かにアメリカも分散化を政策としておりますけれども、幸い、メキシコとかベネズエラとかそういった近くに石油の輸出国がある。それから、中東はアメリカにとっては非常に遠いということと、確かに日本に比べればエネルギー安全保障の概念が非常に強いということがあって、できるだけ中東からの石油輸入を減らす意識というのは強いと思いますけれ