阿曽沼廣郷 に関する国会発言

← 検索ページへ

28件  /  2ページ  /  1 ページ目

1983-04-11 阿曽沼廣郷 安全保障特別委員会 参議院

○参考人(阿曽沼廣郷君) 具体的には現状解析がぜひ必要だろうと思います。現状解析をただやれといってできるものではなくて、それなりのシステムアナリストも要るし、仮定を設ける議論も要るし、予算もかかると、こういうことでありますが、いずれにしても、次のステップを踏むためには現状解析が要ると、これをもって初めて次の目標の確定もできますし、目標に沿ったシステムの整備のフィードバックも有効に働くと、こういうように思います。

1983-04-11 阿曽沼廣郷 安全保障特別委員会 参議院

○参考人(阿曽沼廣郷君) 私は、防衛力を一つのシステムとして考えた場合には、やっぱり目的、目標というものをはっきりしなきゃいかぬ。それから、そのシステムを整備していくためには現状分析ということが欠かせないと思います。いままでの過去の防衛力整備の歴史においてどれだけ現状分析ということがやられたかということは多少疑問でございます。現状分析には相当なシステムアナリストも要るし、予算もかかります。これをやらせるのはシビリアンコントロールで大事な

1983-04-11 阿曽沼廣郷 安全保障特別委員会 参議院

○参考人(阿曽沼廣郷君) 海洋同盟システムが必要というよりも、海洋同盟システムであるという 意味を申し上げたのですが、実は、アメリカとの同盟というのは、これは私は一つの歴史観に立てば、第二次大戦の貴重な教訓である。これは海洋国家同士が戦ってはいけない、海洋国家は同盟を結ばねばいかぬ。日本が海洋国家と同盟を結んでいるときに非常に利得があった。こういう史観に立つわけであります。  それで、米国との協力体制ですが、これは確かにいまの日本の

1983-04-11 阿曽沼廣郷 安全保障特別委員会 参議院

○参考人(阿曽沼廣郷君) 私も大体同じような意見でありますけれども、例を引きますと、イギリスの海軍、これはやはり陸上の基地、航空兵力の傘のもとにおいてASWをやる、こういうふうな一つの整備方針になっておるようであります。これはフォークランドでいろいろ欠陥も出たわけでありますが、そういう意味におきまして、陸上の基地の航空兵力を十分整備するということが大事だ、その観点から硫黄島が非常に存在価値を持つというふうに思います。

1983-04-11 阿曽沼廣郷 安全保障特別委員会 参議院

○参考人(阿曽沼廣郷君) 法的、制度的という問題も若干あいまいな問題かとも思いますが、たとえば先ほど国の決断のシステムということを申し上げましたけれども、私が例を引きました国防会議が活性化するということも、これは現実には法的には裏づけがあるわけです。で、制度的にもある程度総理府令で補完されておる、これが有効に動くということが問題のまず発端だろうと思うんですね、問題解決の。それから、軍事的な問題について言えば、私は、船をつくる、飛行機を整

1983-04-11 阿曽沼廣郷 安全保障特別委員会 参議院

○参考人(阿曽沼廣郷君) 先ほどもいささか触れましたけれども、私は冒頭に、シーレーンの防衛という言葉を使わないで、シーレーンの安全保障という概念でとらえた方がいいと、これは年来の主張でございますけれども、当然平時においてシーレーンの安全確保、これは海運行政の中で行われておるわけであります。海運行政並びに外交も当然。同時に資源政策、これも絡みます。この方策は、先刻私も御紹介いたしましたけれども、運輸省に総合安全保障部会というものができて、

1983-04-11 阿曽沼廣郷 安全保障特別委員会 参議院

○参考人(阿曽沼廣郷君) いま平和というお言葉を使われましたので、私なりに言いますと、平和というのは空想的な平和ではないと、現実的で現在存在する平和だと、これを維持していくという観点で見なきゃいかぬと思います。    〔委員長退席、理事竹内潔君着席〕  現実の平和、現に存在する平和とは何か。やはり核抑止の状態の中における平和だと、先ほど私ちょっとしり切れトンボになりましたけれども、核抑止力の条件の中に、戦略的に展開されているというの

1983-04-11 阿曽沼廣郷 安全保障特別委員会 参議院

○参考人(阿曽沼廣郷君) 私は、日本の防衛論議はどうも帰納的な傾向がある。むしろ演繹的にやっていかなきゃいかぬ。それは、国として何を結果として求めるか、国の目標が論議されなきゃいかぬ。その上に立って初めて防衛政策も具体的になると、こういうふうに思います。

1983-04-11 阿曽沼廣郷 安全保障特別委員会 参議院

○参考人(阿曽沼廣郷君) いま海原参考人も言われたバランスというのは、両方おもりが同じ重さであるというのですが、実はその政策の中には必ずどっちかがバランサーというものを使うと。先ほど言いましたように、海洋同盟システムというものと大陸システム、大陸のシステムと考えた場合に、その力の中心はやはりアメリカであります。このシーレーンの防衛についてもそうなんですが、核の問題についてももちろんそうである。全体的なバランスをとるときに、アメリカの視座

1983-04-11 阿曽沼廣郷 安全保障特別委員会 参議院

○参考人(阿曽沼廣郷君) 米ソ全面核の交換をやる戦争というのはまず起こりにくいと思います。  しかし、核の抑止が効いている中で世界の各地でいろいろ紛争が起きているというのも事実である。その紛争が起きたときに、原状がなかなか回復できない、回復するために核の抑止が逆に効く、こういう皮肉な状態も起きております。したがって、既成事実というものをつくらせないようにするのが核戦略体制下で大事である、そういう意味においては、既成事実をつくらせないよ

1983-04-11 阿曽沼廣郷 安全保障特別委員会 参議院

○参考人(阿曽沼廣郷君) 有事においてもそれが生きてくる、この情報システムを生かすという意味において海峡のコントロールということをやらなきゃいかぬと思います。

1983-04-11 阿曽沼廣郷 安全保障特別委員会 参議院

○参考人(阿曽沼廣郷君) 海峡封鎖という言葉は余り適切でないかもしれません。私は、一つの考えの中で、やはり情報システムの中の一つとして海峡の管制をして、平時においてもこれは十分にやるべきだ……

1983-04-11 阿曽沼廣郷 安全保障特別委員会 参議院

○参考人(阿曽沼廣郷君) 有事の場合は、先ほど私も冒頭に申し上げましたように、日本の置かれている立場、スタンスは海洋同盟システムの一員であると、私はそう認識しております。NATOにおけると同じように、周辺の海域においてシーコントロールについては責任を持つべきだ、これによって海洋同盟システムがその目的を達すると、こういう立場に立っております。

1983-04-11 阿曽沼廣郷 安全保障特別委員会 参議院

○参考人(阿曽沼廣郷君) 資源の問題については、防衛庁サイドに立ってもしも考えた場合は実は受け身なんですね。国としてどういう事態においてどれだけのものが必要なのかということがまず決まらなきゃいかぬ。それの供給地はどうなっておるのか、経路はどうなるのかということが国としてトータルに議論された後に、考えていかなきゃいかぬと思います。  それから、平時においては当然海運の危機管理……

1983-04-11 阿曽沼廣郷 安全保障特別委員会 参議院

○参考人(阿曽沼廣郷君) 起こり得ないということを断定はできません。これはなぜかというと、核の抑止力は核を使うということを前提に抑止が成り立っておると、こういうように思います。しかし、と言い条、核の問題は非常に使いにくいと、使われないかもしらぬと、政治学的兵器の色彩が非常に強いと、これは言えると思います。

1983-04-11 阿曽沼廣郷 安全保障特別委員会 参議院

○参考人(阿曽沼廣郷君) 核の問題はきわめてパラドクシカルな問題であろうかと思います。したがって、核の恫喝もしきりに行われるというのが現実だろうと思います。耐えられる、耐えられないの問題の前に、たとえば核攻撃に対してはどういう備えをしなきゃいかぬかという研究も当然なきゃいけない。そうでなければ無作為の責任を負わなきゃいかぬと思いますし、イギリスの場合は、たとえば農林省に類するようなところにもナショナルセキュリティーのデビジョンがある。こ

1983-04-11 阿曽沼廣郷 安全保障特別委員会 参議院

○参考人(阿曽沼廣郷君) 破壊に耐えられるかという御質問でありますが、恐らく核を想定されてのことだろうと思います。しかし現実の日本は、防衛政策を考えるときにも核の問題はアメリカの核の傘に頼るということになっておりますが、核を考えないでこれからの非常事態というものを考えることはできないと思います。したがって破壊に耐えられるようにどうしたらいいかと、これを考えなきゃいかぬ、こういうように思います。

1983-04-11 阿曽沼廣郷 安全保障特別委員会 参議院

○参考人(阿曽沼廣郷君) 北村参考人も言われましたように、非軍事的措置というのは軍事的措置に代替できない、代替できてもごく限られた一部分だけである、これは言えると思います。同時に、やはり国家の安全、国民の幸福の増進のために指導者というのはリスクを常に考えなきゃならない、リスクというのは非常に怪物でありますが、リスクに常に指導者というのは巻き込まれている。したがって、このリスクマネジメントあるいはクライシスマネジメントというものを常に考え

1983-04-11 阿曽沼廣郷 安全保障特別委員会 参議院

○参考人(阿曽沼廣郷君) 軍事均衡政策というものは確かに二面性がございます。それによって戦争が起きる可能性もある、同時に片面においては戦争を抑止する条件にもなる、こういうように思います。

1983-04-11 阿曽沼廣郷 安全保障特別委員会 参議院

○参考人(阿曽沼廣郷君) 現実においては、侵略そのものは蓋然性としては非常に少ない、こういうように考えます。