予算委員会

2025-11-11 衆議院 全233発言

⚠️ 発言のコピー・転載時は出典元URL(kokkai.ndl.go.jpおよびkokkai-data.com)を必ず残してください。改変・出典削除は禁止です。 詳細は利用規約をご確認ください。

会議録情報#0
令和七年十一月十一日(火曜日)
    午後零時五十九分開議
 出席委員
   委員長 枝野 幸男君
   理事 勝俣 孝明君 理事 齋藤  健君
   理事 笹川 博義君 理事 鳩山 二郎君
   理事 今井 雅人君 理事 奥野総一郎君
   理事 源馬謙太郎君 理事 奥下 剛光君
   理事 長友 慎治君
      井出 庸生君    伊藤 達也君
      稲田 朋美君    岩屋  毅君
      加藤 勝信君    神田 潤一君
      河野 太郎君    後藤 茂之君
      塩崎 彰久君    平  将明君
      田中 和徳君    谷  公一君
      土屋 品子君    寺田  稔君
      平沢 勝栄君    古川  康君
      武藤 容治君    池田 真紀君
      井坂 信彦君    稲富 修二君
      大串 博志君   おおつき紅葉君
      亀井亜紀子君    川内 博史君
      黒岩 宇洋君    重徳 和彦君
      長妻  昭君    野間  健君
      道下 大樹君    猪口 幸子君
      高橋 英明君    萩原  佳君
      田中  健君    福田  徹君
      森ようすけ君    岡本 三成君
      中野 洋昌君    沼崎 満子君
      山崎 正恭君    鰐淵 洋子君
      櫛渕 万里君    田村 貴昭君
      田村 智子君    緒方林太郎君
    …………………………………
   内閣総理大臣       高市 早苗君
   総務大臣         林  芳正君
   法務大臣         平口  洋君
   財務大臣
   国務大臣
   (金融担当)       片山さつき君
   文部科学大臣       松本 洋平君
   厚生労働大臣       上野賢一郎君
   農林水産大臣       鈴木 憲和君
   経済産業大臣
   国務大臣
   (原子力損害賠償・廃炉等支援機構担当)      赤澤 亮正君
   国土交通大臣       金子 恭之君
   環境大臣
   国務大臣
   (原子力防災担当)    石原 宏高君
   防衛大臣         小泉進次郎君
   国務大臣
   (内閣官房長官)     木原  稔君
   国務大臣
   (デジタル大臣)
   (サイバー安全保障担当) 松本  尚君
   国務大臣
   (復興大臣)       牧野たかお君
   国務大臣
   (国家公安委員会委員長)
   (防災担当)
   (海洋政策担当)     あかま二郎君
   国務大臣
   (沖縄及び北方対策担当)
   (消費者及び食品安全担当)
   (こども政策 少子化対策 若者活躍 男女共同参画担当)
   (地方創生担当)
   (アイヌ施策担当)
   (共生・共助担当)    黄川田仁志君
   国務大臣
   (経済財政政策担当)
   (規制改革担当)     城内  実君
   国務大臣
   (クールジャパン戦略担当)
   (知的財産戦略担当)
   (科学技術政策担当)
   (宇宙政策担当)
   (人工知能戦略担当)
   (経済安全保障担当)   小野田紀美君
   外務副大臣        国光あやの君
   財務副大臣        中谷 真一君
   政府特別補佐人
   (内閣法制局長官)    岩尾 信行君
   政府参考人
   (内閣官房内閣審議官)  市川 道夫君
   政府参考人
   (内閣府大臣官房審議官) 浦上健一朗君
   政府参考人
   (内閣府政策統括官)   吉岡 秀弥君
   政府参考人
   (外務省大臣官房参事官) 山本 文土君
   政府参考人
   (財務省理財局長)    井口 裕之君
   政府参考人
   (文部科学省総合教育政策局長)          塩見みづ枝君
   政府参考人
   (文部科学省初等中等教育局長)          望月  禎君
   政府参考人
   (文部科学省高等教育局長)            合田 哲雄君
   政府参考人
   (厚生労働省職業安定局長)            村山  誠君
   政府参考人
   (厚生労働省年金局長)  朝川 知昭君
   政府参考人
   (農林水産省消費・安全局長)           坂  勝浩君
   政府参考人
   (農林水産省農産局長)  山口  靖君
   政府参考人
   (経済産業省大臣官房審議官)           河野 太志君
   政府参考人
   (国土交通省大臣官房上下水道審議官)       石井 宏幸君
   政府参考人
   (国土交通省国土政策局長)           佐々木正士郎君
   政府参考人
   (国土交通省不動産・建設経済局長)        楠田 幹人君
   政府参考人
   (国土交通省住宅局長)  宿本 尚吾君
   政府参考人
   (防衛省大臣官房審議官) 寺田 広紀君
   政府参考人
   (防衛省防衛政策局長)  萬浪  学君
   政府参考人
   (防衛省整備計画局長)  伊藤 晋哉君
   政府参考人
   (防衛省地方協力局長)  森田 治男君
   予算委員会専門員     藤井 宏治君
    ―――――――――――――
委員の異動
十一月十一日
 辞任         補欠選任
  福田  徹君     田中  健君
  沼崎 満子君     山崎 正恭君
  鰐淵 洋子君     岡本 三成君
  田村 貴昭君     田村 智子君
同日
 辞任         補欠選任
  田中  健君     福田  徹君
  岡本 三成君     鰐淵 洋子君
  山崎 正恭君     沼崎 満子君
  田村 智子君     田村 貴昭君
    ―――――――――――――
本日の会議に付した案件
 政府参考人出頭要求に関する件
 予算の実施状況に関する件
     ――――◇―――――
この発言だけを見る →
枝野幸男#1
○枝野委員長 これより会議を開きます。
 予算の実施状況に関する件について調査を進めます。
 この際、お諮りいたします。
 本件調査のため、本日、政府参考人として、お手元に配付いたしておりますとおり、内閣官房内閣審議官市川道夫さん外二十名の出席を求め、説明を聴取いたしたいと存じますが、御異議ありませんか。
    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
この発言だけを見る →
枝野幸男#2
○枝野委員長 御異議なしと認めます。よって、そのように決しました。
    ―――――――――――――
この発言だけを見る →
枝野幸男#3
○枝野委員長 基本的質疑を行います。
 この際、昨日の長友慎治さんの質疑に関連し、田中健さんから質疑の申出があります。長友さんの持ち時間の範囲内でこれを許します。田中健さん。
この発言だけを見る →
田中健#4
○田中(健)委員 国民民主党の田中健です。
 本日は、予算委員会の質問の機会をいただきまして、誠にありがとうございます。
 また、高市総理におきましては、御就任おめでとうございます。初めての質疑となりますので、今日は経済政策を中心に考えをお聞きをしたいと思います。是非とも前向きな答弁をよろしくお願いします。
 まず、日本経済の現状認識についてです。
 総理は、今、日本はデフレなのかインフレなのかと聞かれたら、どちらであると答えますでしょうか。
この発言だけを見る →
高市早苗#5
○高市内閣総理大臣 政府として、デフレというのは物価が持続的に下落する状況と定義しております。足下の物価動向を見ますと、消費者物価は上昇を続けておりますので、日本経済は今、デフレの状況にはないと認識をしております。
 ただ、デフレを脱却したかどうかというと、脱却については、物価が持続的に下落する状況を脱し、かつ、再びそういう状況に戻る見込みがないというふうに定義しております。ですから、デフレを脱却したかどうかという判断については、物価の基調とともに賃金上昇の持続性、そういった物価動向の背景を総合的に考慮して慎重に判断する必要があると考えております。
 ですから、今、日本経済が再びデフレに戻る見込みがないと言える状況には至っていないと考えております。
この発言だけを見る →
田中健#6
○田中(健)委員 大変分かりづらいです。デフレかインフレかと聞きましたので。デフレの状況にはないというのは、これまでの政府がずっと言ってきた話であります。デフレの状況にはないがデフレ脱却はできていない、これが常套句で、今もそのようにおっしゃりました。
 一方、日本銀行は、既に今年の二月の予算委員会ではインフレの状態と明確に答えており、そのスタンスを変えておりません。
 一の資料にもつけましたが、二〇二二年以降、物価上昇は続いています。そして、インフレの状態であると多くの専門家も言っています。更に言えば、今回の国会での様々な審議も、物価高騰対策、まさにインフレに対してどのような国民生活に対した政策を打つということでありますから、高市政権になりましたから、誰でもない政府が決めた様々な指標があるんですけれども、是非これを乗り越えて、デフレ脱却宣言というものを高市政権に出していただきたいと思いますが、いかがでしょうか。
この発言だけを見る →
高市早苗#7
○高市内閣総理大臣 それを目指しております。
 経済学的に、物価上昇それ自体をインフレと呼ぶのであれば、今はインフレの状態にあると思っております。ただ、まだデフレを脱却したとは言えない。だから、食料品を中心とした物価高が当面の景気下押しリスクとなっているという中で、高市内閣としては、強い経済をつくっていくために、まずは物価高対策に最優先に取り組んで、暮らしの安心を確実かつ迅速に届ける必要があると考えております。
 以上でございます。
この発言だけを見る →
田中健#8
○田中(健)委員 インフレなのにデフレを気にする、この認識がずっと変わらないからこそ、デフレ脱却という言葉がいつまでたっても私たちの頭にこびりついてしまうということです。
 今、様々なリスクがあると言いましたが、そうであるなら、今の日本経済にデフレに後戻りするリスクというのは本当にあるのか。あるとすれば、どういったメカニズムでデフレになるのか。さらに、どの程度その可能性というのが顕在化するのか。そもそも、そうしたリスクを評価すること自体も正しいのかどうかといった議論を早急に始めて結論を出していかないと、日本銀行と政府の懸念していること、ないしは認識が違うと私は効率的な経済政策を行えないと思いますが、いかがでしょうか。
この発言だけを見る →
城内実#9
○城内国務大臣 田中委員御指摘のことについてですが、デフレ脱却、すなわち再びデフレに戻る見込みがないと言えるかについては、ある指標が一定の基準を満たせばデフレを脱却した、そういう一義的な基準に基づくものではございません。
 デフレ脱却の判断に当たりましては、消費者物価やGDPデフレーターといった物価の基調、あるいはGDPギャップ、ユニット・レーバー・コスト、賃金上昇、企業の価格転嫁、物価上昇の広がり、予想物価上昇率といった物価の背景、様々な要因がございますので、それを総合的に考慮し、やはりこの点については慎重に判断していく必要があるというふうに考えております。
この発言だけを見る →
田中健#10
○田中(健)委員 ありがとうございます。
 それでは最後に、先ほど言った日銀との関係なんですけれども、やはり日銀と整合性がないと日本経済がどのように前に進むかが分かりません。昨日の報道では、日本経済に日銀への注文を盛り込むというような方針があると報道がありましたが、日銀との関係については総理はどう考えていますか。
この発言だけを見る →
高市早苗#11
○高市内閣総理大臣 経済政策全体に対する責任は政府が負う、内閣が負うものだと思っております。
 その上で、日銀法第四条に基づきまして、しっかりと内閣と日銀の間でコミュニケーションを取って整合性を取っていくということでございます。これからコミュニケーションをしっかりと取ってまいりたいと思っております。
この発言だけを見る →
田中健#12
○田中(健)委員 デフレ脱却の話は、城内大臣が言いましたけれども様々な指標があるということで、日銀とのコミュニケーションで脱却するものではありませんので、政府としての考えというのを明確にしてほしいと私は思いますし、高市総理だからこそ私は脱却宣言を出せると思っていますので、是非期待をしております。
 次に移ります。増税、消費税、またインボイスに関して伺いたいと思います。
 総理の、税率を上げずとも税収を増加させること、これを目指す考えには私も賛同いたします。私たち国民民主党も、経済が成長すれば、増税しなくとも税収を増やすことは可能だと考えているからであります。
 その中でいえば、総理の考えとしては、任期中の増税というのは考えていないという認識でよろしいでしょうか。
この発言だけを見る →
高市早苗#13
○高市内閣総理大臣 まさにこの内閣では、責任ある積極財政の下で、戦略的に財政出動を行ってまいります。これによって、消費を増やして、消費マインドを改善して、事業収益が上がって、税率を上げずとも税収が増えていく、そういう姿をつくっていきたいと考えております。
 ただ、税制全体については、税収の確保、つまり増税による税収の確保ということだけではなくて、例えば、税負担の公平性の確保ですとか、所得再分配機能の向上ですとか、それから、もう既に指示を出しておりますが、政策効果を踏まえた租税特別措置の適正化といった切り口で、そういった意味での見直しというのはあり得るということでございます。
この発言だけを見る →
田中健#14
○田中(健)委員 まさに今後の状況を見極めてということでありますが、どういった状況を想定されているのかということもお聞きをしたいと思います。
 これまでですと、足りないから増税で賄う、例えば前政権でありますと、ガソリンの暫定税率廃止、それに対する財源を、ある意味、自動車関連諸税を議題に上げたりしてそれで賄うというような考えで税の負担をしてきたと思うんですけれども、高市総理の場合は、多くの人はそうではなく、増税をしないということに期待をしているかと思いますので、改めてその視点での税に関する考えをお伺いします。
この発言だけを見る →
高市早苗#15
○高市内閣総理大臣 経済あっての財政という基本的な方針は損ないません。
 当然の前提ですけれども、税制について経済財政状況も踏まえつつ議論する必要があるというのは、先ほど申し上げましたように、例えば、租税特別措置の適正化をしていく、こういったことによって一部の方にとってはこれまで受けられていたメリットがない、こういう状況もあるかもしれません。
 ただ、やはり今は経済を成長させるべきときでございますので、積極的な投資をもって、それでだんだん効果が出てきて、税率を上げずとも税収が増えていく、そういう強い経済をつくっていくことを目指しているということでございます。
この発言だけを見る →
田中健#16
○田中(健)委員 まだ明確に増税しないというわけではないということが分かりました。
 多くの皆さんは、申しましたように、高市総理は増税せずに減税によって経済を活性化させるということに期待をしているかと思いますので、それについても今からまたお聞きをしていきたいと思っています。
 積極財政の考えにもつながりますが、私たちは実質賃金がプラスになることを大きな目標としておりまして、消費税に関しても、日本経済がいわゆるスタグフレーション、景気が悪くなってインフレが起きるような、そういった状況に陥らないようにするためには、財政の健全化目標というのは見直すとともに、名目賃金上昇率が一定水準、物価プラス二%に達するまでは財政出動を続けていこう、また、五%への消費減税も進めていこうという考えを訴えてきました。
 消費減税に関しては、今様々な議論がされておりますが、高市総理の考える具体的な判断基準や指標やそういった基本的な考えというのがあれば教えていただきたいと思います。
この発言だけを見る →
高市早苗#17
○高市内閣総理大臣 まず、消費税減税につきましては、自民党と日本維新の会の連立合意書で、「飲食料品については、二年間に限り消費税の対象としないことも視野に、法制化につき検討を行う。」とされております。ですから、私自身も、消費税率の引下げは選択肢として排除いたしておりません。
 他方、消費税が、税収が景気や人口構成の変化に左右されにくくて安定しているという点は一つある、それから、現役世代など特定の層に負担が集中することはないという特徴もある、それから、社会保障給付ということで家計に還元されているということにも留意する必要はあると思います。
 御党の議員が昨日質問をしてくださいました。やはり働いたら働いただけ手元にお金が残っていく、物すごく頑張っているのにうんと高い税率をかけられるというようなことで、何というんですかね、やはり働きがいがないような改革というのはどういうものかといった問題提起もされたと。昨日伺っていて、そういう意識なんだなと私は思いました。
 ですから、消費税というのは、特定の層に負担が集中することはない、こういう特徴もあると考えております。ただ、飲食料品に関する減税については、これは選択肢として、合意文書に基づいてしっかりと検討する、そういった段階でございます。
この発言だけを見る →
田中健#18
○田中(健)委員 半年前に食料品ゼロは国家の品格だと言い、そしてそれをまたすぐに撤回してしまうということで、皆さんは期待をしたり落胆をしたりという中にあります。是非とも、御自身がおっしゃったことには信念を通していただき、高市総理だからできるという消費税の議論もしてほしいと思います。
 私たちは、食料品ゼロではなく、一律五%ということを言っていますが、それは消費税の複数税率といった問題があると思っています。この複数税率については、総理はどのようにお考えでしょうか。
この発言だけを見る →
高市早苗#19
○高市内閣総理大臣 複数税率というのは、これまでの議論を経てそうなってきたものでございます。食料品に関しては少し安くしようということで複数税率になってきたということでございます。
 私が総裁選に出る前の話でございますが、自民党の税制調査会で申し上げたことはそのとおりでございます。
この発言だけを見る →
田中健#20
○田中(健)委員 それでは、あわせて、私たちは、単一税率にすればインボイスも廃止をできるということを言っています。高市総理も、答弁の中で、インボイスは複数税率のために必要だということを言っていますが、単一税率にすればインボイスを廃止できるというお考えは変わりないでしょうか。
この発言だけを見る →
高市早苗#21
○高市内閣総理大臣 インボイス制度は、今の複数税率の下では、事業者が仕入れ税額控除において差し引く金額を正しく計算できるようにするということで、消費税の課税が適正に行われることを確保するために必要な仕組みとして導入されたものでございます。
 ただ、ちょっと諸外国を見てみますと、今、消費税に相当する税制を有する国、地域というのが百七十以上存在するんですけれども、前段階、要は仕入れ先で課税されていることの証明としてインボイスが必要だという理由から、単一税率の場合であってもインボイス制度が導入されているということでございます。現時点でインボイス制度を有さない国というものが確認できておりません。
 ですから、インボイス制度にも一定の意義はあるのかなと思っております。
この発言だけを見る →
田中健#22
○田中(健)委員 それでは、単一税率にしてもインボイスは継続ということでよろしいんでしょうか。
この発言だけを見る →
片山さつき#23
○片山国務大臣 田中委員にお答えします。
 インボイス制度がなぜあるかというと、本当にこの場でその話をさせていただいて大変ありがたいんですけれども、戦後の資金調達の制度をつくっていくときにフランスの大蔵省がつくったのがこの付加価値税型制度ですが、それは、重複制度であった間接税を全部の国が持っていて、それでは余りにも疲弊してしまうので、前段階を差し引けるようにするためにこの形にして、そのために証票が必要なのでこれが出てきたので、あちらの国では、この前段階を差し引けるための証書として、インボイスはそれほど忌避されておりません。つまり、そのことによって税負担が軽くなったんです。
 ただ、日本がこれを最初に入れようと思ってフランスに聞きに行ったときに私は同席していたんですが、日本の場合はそれが全くなく、大型間接税がないところに入れるということで、初めは、やはり課税台帳、いわゆる帳面方式しか無理だろうなということから始まっているので、日本の中小企業、委員がよく御存じの、今までの長い慣行を見ると、確かに多少慣れはないかもしれませんが、税金の正確な執行の仕組み自体がインボイスを前提にしているという構造は事実でございます。
この発言だけを見る →
田中健#24
○田中(健)委員 私は、単一にすれば廃止できるかということで、単一にすれば、帳簿方式をそのまま続ければインボイスを廃止できるといった意見もありますので、消費税、ないしは単一税率にしてこれは廃止をすべきだということを我が党は訴えていきたいと思っています。
 といいますのも、インボイス、一年、二年たちまして、大変に多くの課題が見えてきました。
 インボイス制度を考えるフリーランスの会では、インボイス一万人の実態調査を行いました。課税事業者の九割が消費税に強い負担を感じている、また登録事業者の八割が消費税の負担を価格に転嫁をできていない、また登録事業者の四割超が消費税の支払いを所得や貯蓄から捻出をしているということであります。
 そんな中で、二割特例、八割特例を設けて対応してくれていると思いますが、この負担軽減措置が来年の十月でなくなりますが、これの見通しについてお答えいただきたいと思っています。
この発言だけを見る →
高市早苗#25
○高市内閣総理大臣 インボイス制度につきまして、今、二割特例の話も八割控除の話もしてくださいましたけれども、ちょっと中継を御覧の皆様のために申し上げますが、制度開始を機に課税事業者に転換した方は、実際の仕入れ税額にかかわらず売上時に受け取った消費税分の二割を納税すればいいという二割特例、それから、発注側への影響を抑えることで、免税事業者が課税事業者に転換するか否かを検討する時間を確保するという観点から、本来は控除ができない免税事業者からの仕入れについても支払った税額の八割を控除できることとする八割控除といった特例が設けられております。
 おっしゃいましたとおり、これらの措置ですが、インボイス制度導入から三年がたつ令和八年の九月末にそれぞれ見直すこととされていますけれども、延長を求める声があるということも承知をしています。
 この特例の在り方を考える際には、期限を区切って特例が設けられた趣旨ですとか、日々の買物で消費者の方々が消費税分として支払ったものが、特例によって実際には全て納税をされず事業者の手元に残る場合があること、消費者の皆様の視点も踏まえて考えるという必要がございます。ですから、まずは与党の税制調査会で幅広い観点から議論をされるべきだと考えております。
この発言だけを見る →
田中健#26
○田中(健)委員 是非、現状をもう少ししっかり調査をしてほしいと思います。フリーランスや農家の方やまた小規模の建設業者の方々、これでは事業が成り立たないという本当に悲痛な声が上がっています。
 先ほど、特例の期間を決めた、その間にしっかりしてほしいと言ったんですけれども、私は逆に、その間にこの抜本的な見直し、廃止を含む見直しが必要と考えておりますので、これは都度訴えていきたいと思います。
 物価高騰対策に移りたいと思います。
 物価高騰対策は、今回、高市政権も目玉でありますし、どの党も、今苦しむ国民に対しての対応が求められております。
 所得税の減税、ガソリン減税、また電気、ガスへの補助というのは明確にしておりますが、それ以外はまだまだ具体的な姿が見えてきていませんが、どのような方策を考えているんでしょうか。
この発言だけを見る →
高市早苗#27
○高市内閣総理大臣 足下の物価高に対しまして早期に効果が見込める施策としては、お一人二万円から四万円の所得税減税、年末のいわゆるガソリン税の暫定税率廃止をお決めいただきましたが、それまでの間、現在の基金を活用した補助、これは年内から進めているということで、早速今週木曜日から安くなっていくということでございます。
 それから、加えて、既に策定を指示しております経済対策におきましては、医療、介護などにおける処遇改善や経営改善、それから、国、自治体と民間の請負契約単価を物価上昇などを踏まえて見直すこと、それから、中小企業、小規模事業を始めとする賃上げ環境の整備、それから、これは少し時間がかかりますが、給付つき税額控除、これは検討に着手するということでございます。
 それから、自治体向けの重点支援地方交付金を拡充するということで、これは物価高の影響を受ける生活者や事業者の方々に対して、地域の実情に合った的確な支援を速やかにお届けしたいと考えております。ですから、速やかにお届けするために、自治体への交付額目安の早期通知など、そういった工夫も検討してまいりたいと思っております。
この発言だけを見る →
田中健#28
○田中(健)委員 御丁寧に説明いただきましたが、所得減税は昨年決まったものが実行されるだけであって、ガソリン減税については野党、六党皆で力を合わせて訴えてきたものでありますから、目新しいものはありません。
 二枚目の資料を見ていただければ分かりますが、今お話に出た重点支援地方交付金、これは今年の予算案ではありません。昨年の補正予算案です。これに、今おっしゃった医療、介護の事業者支援、中小企業対策も、更に言えば、生活者支援の方には、電力、ガスを始めプレミアム商品券も、もろもろ全部ここに入っています。新しい政策がありません。
 速やかに早期にという話をしておりましたが、この間、三か月の空白があり、そして、この間も多くの議論がありましたが、新しい対策、私たちはまだ見たことがないんですが、これで対策になるのかということと、あとは、スピード感が大事だ、早期に速やかにと言っていましたが、重点支援地方交付金ですと、地方に予算が入り、そして議会で決めてということで、この補正のときには、昨年ですと六月以降に実施となりました。これでは緊急の、喫緊の物価対策には私はならないと思っておりますが、いかがでしょうか。
この発言だけを見る →
高市早苗#29
○高市内閣総理大臣 例えば、ガソリンの暫定税率について、本当に各党の皆様に大変な御尽力をいただきましたけれども、軽油引取税につきましてもこれは暫定税率を廃止する、そして、併せて軽油も今の基金を利用して早期に下げていく、これは新たな政策だと考えております。
 それから、先ほど申し上げましたけれども、できるだけ早く地方創生の、要は、交付金が地方に行ってからすごく時間がかかる。対応に時間がかかるというよりは、先にいろいろな工夫をしていただこう、考えていただこうということで、先ほど申し上げましたとおり、ちょっと早めに、早期の目安の通知をさせていただきたい、そういったことを検討いたしております。
この発言だけを見る →
← 戻る