圖司安正の発言 (運輸及び交通委員会)
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○圖司安正君 簡單に請願の要旨を申し上げます。まず楯岡、寒河江間、左澤、荒砥間及び神町、谷地間の國營バスに關する請願について申し上げますが、この請願はこの路線が鐵道敷設法の豫定線に相なつておつたのでありますけれども、戰時中引續いて終戰後も資材關係その他なかなか實現が見られませんので、この鐵道が敷設になるまで國營バスを運行していただきたい。こういう趣旨でございます。この路線には國營バスと同時に、國營トラツクの請願もあつたのでございますが、さいわいにトラツクの方は本年の九月から實施にせられる運びに相なつておるのでございまするけれども、住民の熱望いたしておりますは、トラツクよりもむしろこの路線にバスを運行させていただきたいという點にございまして、現在この路線には山形交通株式會社でバスを走らせておるのでありますが、遺憾ながら獨占企業の關係から時間もルーズであり、客へのサービスもきわめてよろしくないというようなことからいたしまして、住民といたしましては、たしか二十一箇町村だと思うのでありますが、この町村長を初めとして住民全體が、一日も早く國營バスを運行してもらいたいということなのでございます。昨年以來再々請いたしまして、すでに採擇にもなつておることでございますので、何とぞ第一囘國會におきましても採擇あらんことをお願いする次第であります。次に寒楯線及び左荒線の鐵道敷設の促進竝びに神町、谷地間における鐵道の敷設につきまして、簡單に請願の趣旨を申し上げます。この路線は廣田内閣の時代すなわち昭和十一年度にすでに一部の豫算計上をみたのでありましたが、支那事變の勃發と相なりまして、繰延べから中絶になりまして、今日に至つておるのでございます。この路線に鐵道敷設の必要なことは、鐵道會議その他ですでにお認めになつておられることでございますので、あえて詳しくは申し上げませんが、まず第一に非常に旅客の輻湊いたしておるという點、その次に物質がきわめて豐富であるという點でございます。殊に村山平野の中心を走るのでございますから、農産物を初めとして、その附近の特産物でありまするはき物表であるとか、あるいは最上川に沿うて走ることになりますので、木材その他の資源がきわめて豐豊なのでございます。第三番目といたしましては、この路線の工費はきわめてわずかで濟むのではないか。こう思われるのであります。と言いますのは一部の山岳地帶はありますけれども、大半が平野部に路線を敷設することに相なりますので、工費の點におきましてはきわめて少くて濟むのじやないかと思われるのでございます。以上簡單にその理由を申し上げました。