田中源三郎の発言 (運輸及び交通委員会)
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○田中(源)政府委員 お答えいたします。先ほど海運總局長官よりお答えいたしましたことについて、今日の日本の經濟においては罰金刑の増額はこの程度が妥當であるということについての御質問ですが、それは要するに今内海委員のお述べになりましたことは、現在の國民生活の限度において刑罰の量は異なるべきだというふうに解釋いたすのであります。量刑の問題と國民生活の問題とは、あるいは御説のごとく關連を有しておる點もございますが、おのずから法の建前がございまして、單に國民經濟の面をもつてのみ刑の量定をいたすというわけのものではないのであります。從つて今の面から考えてみまする場合には、千八百圓ベースを政府は堅持しておるから、この辺中の面において一萬圓に改めるということについて考えてみますならば、この量の面から言つて私は決して當座は不當でないと考えておるのであります。從つてこれは申すまでもなく、特幣の金額の面から考えて――物の價値量の面から考えてみまして、物價指數の上において、今後の經濟上において當然これくらいのいわゆる罰金を引上げるということについては何ら私どもは差支えない、そういう觀點に立つておりますので、その邊を御了承願いますれば、おのずから判明していくのではなかろうかと存じます。