武田キヨの発言 (厚生委員会)
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○武田委員 今おつしやいました法律にはないけれども、あとは實情に即しての適當な處置をして援護の手を伸べるという、そういうふうな當局の意向であるにかかわらず、實際には末端ではなかなかそれが行われておらぬのでございまして、それについては相當に具體的な指示を徹底してもらわなければいけないと思つております。いろいろと個人々々についての事情が違いますから、一概には申されませんでも、大體のわくというものは、この程度のことはしてもよろしい、この程度のことはできるということが、生活保護法の實施にあたりましても、中央の意向が下部に行つておらないので、しばしば私どものところにもつてこられまして、實際は民生委員の方からそういうことがあつたかということを聽くような場合がございまして、よほどそれについてはこれからさきに御考慮を煩わしたいと思つております。
なお兒童福祉法の中にあります兒童相談所と一緒に、妊娠相談所というものがぜひそこに含まれるようにしたいということを、私はこの前に申し述べたのでございますが、母性教育というふうなものの徹底に關しては、これは單に妊娠のときの指導というばかりでなく、もつと廣い範圍で取扱わなくちやいけないのじやないかと思つております。これにつきまして母性の健全がほんとうに福祉を受ける權利のある子供を生み出すのでございますから、その關係から申しましても、母親の問題を、あらためてわれわれはここに兒童福祉の前提と申しますか、單に婦人という立場でなしに、母親というものの問題として、子供に關連して、兒童福祉とほとんど竝行して、この問題をどうするか、どういうふうにわれわれが健全な母性をつくるかということを考えてみなければいけない立場に今なつておると思うのでございます。それにつきまして母性という立場から、政府の方でいわゆる母性擁護——單に母子でなく母性の擁護と申しますか、あるいは母性の指導と申しますか、その方面で殊に社會局長さんは婦人福祉に關して何かお考えはございませんでしようか。