葛西嘉資の発言 (厚生委員会)
⚠️ コピーしたテキストを転載する際は、転載元URL(kokkai-data.com)および原典URL(kokkai.ndl.go.jp)を必ず残してください。発言内容の改変・出典削除は禁止です。
詳細は利用規約をご確認ください。
○葛西政府委員 この兒童福祉の實際仕事をやります兒童委員が、ほんとうに活動してくださらなければならぬ點は近藤委員のお説の通りでございますが、この民生委員が全部兒童委員になるというほかに、有給の兒童委員がおることは御承知の通りであります。專門の兒童委員は數が非常に限られておりますものですから、全國のすみずみにおります子供までは目が屆かないという實情でございます。かりにこの數をうんと増して、何千人という專門の兒童委員を置いたといたしましても、なかなか目か屆かなくなります。御承知のように町村は一萬數千もあるのでありますから、なかなか目が屆かないというふうなことで、そこで從來からこの方面の仕事をやつております民生委員を兒童委員ということにして、お手傳いを願うことにしたわけでございます。それで今近藤委員のお話のように、民生委員の中には、本務が忙しくてなかなかできないし、あるいはまたとかく世間の誤解を受け、非難を受けるような者もないことはありません。そこで實は先々月の二十一日附をもちまして、これらの不適任な民生委員を改めることの通牒を地方廳に出した次第であります。忙しくてほとんどこういうふうな本來の仕事のできない者、あるいは高齡のためにできない者、あるいは破廉恥そのほかの原因から世間の非難を受けるというような者、いろいろそういうふうな具體的な例をあげまして、そういう者についてはこの際解任の手續をして、新しく適當な人を入れるがよかろうというふうなことを、地方に八月二十一日附をもつてお示しをいたしてあります。この結果、ごく最近でありまするが、一つの例ですけれども、私の今記憶しておるのは福岡縣であります。福岡縣等においては百數十名でありましたが、そういうような具體的な例をあげまして、これらの人にはおやめを願つて、新しくやる方が適當だというようなことで、實は民生委員の側からもこれを改選してまいる。いいものにやつていただくというふうなことにいたしたわけであります。何にいたしましても非常に廣い所に兒童は散らばつておりますし、たれからかめんどうをみていただかなければならぬということになれば、現在のわが國の制度のもとにおきましては、まず民生委員というものを兒童委員にして、そうして適當な指導監督のもとにやつていただくということが適當ではないだろうか、こう思つておりまります。