淵上房太郎の発言 (鉱工業委員会)
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○淵上委員 大體はつきりしない御計畫のようでありますが、しからば、第一年に三千三百萬トン、第二年に三千六百萬トンと順次進んで、第五年に四千三百萬トン、こういう御計畫はきわめて空疎な計畫であつて、具體性のない、現實性のないものだと斷ぜざるを得ないのであります。マツカーサーの總理に宛てました書簡にもごらんのように、新しい計畫としてもしも採擇されたならば、それのみがこの責任の所在の變更、權利をジヤステイフアイすると書いてあるのでありまして、これでは新しく生産目標、計畫を引上げるということはできない、具體的計畫が何もない、かように言わざるを得ないのであります。從いまして、この國家管理法案というものは、具體的計畫も現實性も何もない單純な空中樓閣にすぎない夢物語みたいな案だ、かように私は判斷せざるを得ないのであります。これではたして連合軍最高司令部に對して申譯が立つと政府は考えておられるのか。私は今日まで委員長からもうやめてくれぬかと言われるくらいまで、はたして増産になるかどうかという觀點から、連日質問を續けてきたのでありまするが、ただいまの御説明のごとく、具體的現實性のない國家管理案といたしますれば、いずれまたその筋にしつかりした答辯をし得なかつたということを強く知り得られる機會をつくりたいと思うのであります。まことに遺憾千萬に思うのであります。繰返し申しますが、要するにこの五箇年計畫というものは、きわめて空疎なものである、かように判斷せざるを得ないのであります。私のこの判斷に對しまして、商工大臣はいかようにお考えになりますか。