淵上房太郎の発言 (鉱工業委員会)

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○淵上委員 商工大臣の現在抱懷されておりまする考え方はわかりました。三位一體、渾然一體となつて石炭の増産に勵む、これが理想である。またそうでなければならぬのでありますが、經營者に對しては、法案の示すような處罰方法が規定されておるのであります。勞働者に對する責任をもたせる方法は、ただいま聽きまして、大體にきわめて勇斷に乏しいお考えであるということを發見してわかつたのであります。しからば政府はいかなる責任をとるか、國家管理の總本山は政府であり、その御本尊は商工大臣であるのであります。この法案において示すがごとくに、きわめて繁文褥禮の手續をとることになつており、また大臣の指揮のもとにいろいろな仕方をやつておる。一々現場の把握もできていない、あるいは經驗もないような官廳事務の取扱いによりまして、心魂を打ちこんだ事業主竝びに炭鑛管理者の立てた計畫、あるいはその努力を抑壓して、そうして増産を阻止妨害する場合があるのであります。また一面から申しますれば、勞務者に對しましても、あくまでも現實にだんだん崩れつつありますところの千八百圓ベースを堅持していくという空想を描かれて、そうして勞務者の體力の低下を來し、生産能率の高揚を不能ならしめるごとき、すなわち賃上げの要求をさせない。炭價に及ぼす、千八百圓ベースに響くからというので、そういう態度をおとりになることは、結局増産を妨害することになるのであります。從いまして、私は三位の一翼である政府は、商工大臣竝びに總理大臣はいかなる責任をおとりになるのか。先ほどから申しますように、罰則もまた三位一體の罰則態勢でなければならぬと思うのであります。經營者、勞働者、もう一翼であるところの政府、少くとも商工大臣はいかなる責任をおとりなるか、これをはつきり御明示願いたいと思うのであります。

発言情報

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発言者: 淵上房太郎

speaker_id: 14265

日付: 1947-10-27

院: 衆議院

会議名: 鉱工業委員会