永井勝次郎の発言 (国土計画委員会)
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○永井勝次郎君 北海道の水害は八月と九月の二囘にわたりまして、相當深刻な被害を受けておるわけでありますが、何分にも六月の場合は東北地方、九月の場合は關東地區、こういう手近なところに大きな水害がありましたために、その方にのまれてしまいまして、遠隔の地でもあり、案外北海道の水害の實際についての認識というものが、中央に反映していない憾みがありますことを殘念に思つておるわけでありますが、ここに掲げてあります數字によりましても明らかであります通りに、死傷者も相當多數を出しており、家屋の流失、家屋の浸水、橋梁、道路、港灣、そういう一般施設物の被害、農産物の被害等の實體というものは、東北地方、關東地區と比較いたしまして決して劣るものではないのであります。殊に北海道の場合は、地域が非常に廣くて人が少いのでありますために、これらの復舊が非常に困難であります。一つの村が内地諸府縣の一つの縣くらいの大きな地域をもつておるのでありまして、一つの町村の中で流失した橋梁が二十いくつもあるというようなところもあるのであります。そうして今後の開發というものが日本の再建の基盤というものが北海道に置かれておるというような實情でありますので、そういう被害の地域を急速に復舊していただきまして、生産の打撃を可急的速やかに復舊していただく諸般の施設を取運んでいただくことを切にお願いいたす次第であります。そういう趣旨からいたしましてここにずつと掲げてありますので、これをひとつ御覽をいただきまして、被害の實體をひとつ正確に御認識いただくとともに、これらに對する復舊に關しまして急速にお取運びを願いたい。これが請願人の切なる願いでありまして、何とぞ愼重審議の上、御採擇あられんことを切にお願いいたす次第であります。