野原正勝の発言 (国土計画委員会)

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○野原委員 ただいまの第一次、第二次の水害についての請願の問題でありますが、私はそれに關連いたしまして政府に質問をいたしたいと思います。御承知の通り引續いて第三次の水害が勃發いたしまして、これがまた小澤議員の説明にありましたけれども、非常な災害でありまして、もうほとんど岩手縣は、全縣が徹底的にこの第三次の水害でもつてやられてしまいました。流失家屋約三千戸というような非常な水害でありました。その災害の状態は、ここで一々詳しく申し立てる數字はございませんので、この際省きますけれども、非常な災害を受けました。これに對しまして政府側からのお話もございましたが、根本の對策としまして治水のダムをつくるという話でありますが、この治水のダムは極力計畫して實現を期するというお話でありますけれども、岩手縣としましてはこれをただちにやつてもらいたいのであります。實はもうゆつくりこれから計画をされて、資材が揃つたならばゆつくりとりかかりますというようなことであつては、とうてい満足できないのであります。實は岩手縣に今後水害の頻發するにおきましては、岩手縣はとうてい救われなくなつてしまう。この際どういたしましてもダム計画をただちに行なうように、政府としましては特段の御考慮を願いたい。特に計画としましては五大ダムの建設が豫定されておるようでありますけれども、すでに實施されておつたダム工事さえも資材關係で今中止になつております。資材の面はいろいろと苦しい點もあると思いますけれども、必ずしもセメントがなければ工事が着工できないというのでないのでありまして、その準備事業なり。その他は、今ただちにやろうと思えば、ある程度の仕事はできるのであります。特に雫石川の工事、あるいは北上本流の澁民ダムの工事というものも、その準備事業ならば、本年度内でもある程度の着工はできると考えております。從がつてその五大ダムの建設という點に、政府は何とかしてこれを即刻實現するような御盡力を願いたい。なお第三次の水害でもつて、岩手縣はほとんど道路という道路はめちやめちやに破壞されまして、橋梁もほとんど町村道のごときは落ちてしまつておる。これの復舊に對しましては、町村の今日の經済事情では、これの復舊ができません。やはり何とかして巨額の國庫補助を願いたい。殊に山田線の沿線盛岡から宮古に行く線のごときは、ほとんどこの調子でいくならば、いつになつたら馬車が通ることやら、とうていこれは政府の援助なくしてはやつていけません。特に岩手縣の今度の非常な災害の現場を考えまして、政府としましてはこの復舊にぜひとも十分の豫算をとつてもらいたいと考えます。よろしく。

発言情報

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発言者: 野原正勝

speaker_id: 250

日付: 1947-11-07

院: 衆議院

会議名: 国土計画委員会