伊藤茂松の発言 (国土計画委員会)

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○伊藤説明員 二十二年度に實施しようとしております北浦霞ヶ浦關係の干拓事業は、茨城縣稲敷郡本新島村、これは開拓面積が四百八十七町歩でありますが、もう一つは茨城縣行方郡大生原村水源地區の七十町歩、この二地區であります。この二地區とも委託開發事業であります。從つて計画の當初から農林省が自發的に地區を採択したものではありませんので、茨城縣當局からの打合せによつて初めて承知しまして、その申出を妥當と認めまして委託事業として決定したわけであります。先の方の稲敷郡本新島村地區について申し上げますれば、公有水面埋立許可は、土砂採取許可を農林省に當初打合せ以前にすでに株木組が取得しておつたものであります。從つて漁業關係及び治水關係両方とも、縣内部で當然解決しておつたものと考えられるわけであります。その後漁業權問題が再燃しておりますことは遺憾するところであります。治水につきましては内務省方面の御意見といたしましても、近く開始される北利根川擴張工事と竝行して實施いたすべく干拓事業は三箇年計画といたした次第であります。現在の進捗状況は、目下水中工事でありまして、ある一部がようやく水面上に顔を出したという程度でありまして、今囘の水害とは直接關係のないものと存じております。あとの方の水源地區に關しましては、これは縣營として委託したわけでありますが、漁業權その他に關しましては交渉濟みになつておりまして、この干拓事業實施につきましては縣開拓委員會が民意を代表して審議することになつております。沿岸耕地の治水問題と利根川の改修と相まつて沿岸耕地の排水改良にも鋭意努力いたしたい考えをもつております。現に新利根川の改修を實施しているような次第であります。要するに治水漁業との關連は、これら既往のものについても十分再檢討しなければなりませんが、農林省の發意によつてむりに干拓に着手したものではありませんので、地元側、竝びに縣當局の意向を妥當なものとしてこれを認めまして委託した次第であります。しかしながら今後はさらに實情をよく調査いたしまして、治水あるいは他産業との強調に努めたいと考えております。
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発言情報

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発言者: 伊藤茂松

speaker_id: 5046

日付: 1947-11-07

院: 衆議院

会議名: 国土計画委員会