今村忠助の発言 (国土計画委員会)
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○今村(忠)委員 今の點でありますが、つまり手持品というものに對するいろいろの證明等まことにむずかしくて、實質は材木を手に入れることが長野縣の場合においては非常に簡單なんです。つまり政府の割當てる石數以上のものが實質はできておるのです。從つて建築する方の手持に對する許可というようなものが寛大であれば、家はいくらでも建つのであります。ところが實際はその手持品の證明等が、今も仰せられるようにおそろしく畫一的なものを嚴しくやるためにできない。これを他の面の、食糧の問題などにすればすぐわかるのでありまして、米のごとき、その他の食料品は、一應届け、供出以外の殘つた額というようなものは、實際形が小さいために右左かなり自由の幅がきいておるのでありますが、材木になると、形が大きいためにそのようにいけない。その結果實質は殘つて腐るほどある。値段はおそろしく公定を下まわつて安いものも現にあるけれども、實際使えないというのは、それは今言う建築法がはなはだ嚴しくて、材木が腐るほどあるところにも同じように嚴しいということです。こういうようなところを多少寛大にすれば——飯田にも家が建てられないで困つているものが三百家族ほどございます。それらの人の大部分の聲が、寛大にしてくれれば建たるが、手持の證明をとる方法に困つておるというのでありまして、ここらを少し役所の取扱いというものに、寛大さというものを認めてもらうわけにいかぬものか、この點なんであります。