鈴木茂三郎の発言 (予算委員会)

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○鈴木委員長 それではこれから會議を開きます。
 審査にはいります前にまずひとつお諮りいたしたい問題がございますが、それはこの豫算の作成審議、あるいは執行における國會と内閣との相互關係を明確にしまして、もつて豫算委員會の運營方針を確立する等のために、國政調査の承認を要求いたしたいと思います。これは大體二つありまして、お手もとに配布いたしましたものによつて御覽願いますが、一つは純粹の豫算制度に關する調査事項でありまして、豫算の審議權の範圍であるとか、豫算の執行と國會の監督、あるいは各特別會計の獨立採算制その他の問題であるとか、中央の豫算と地方の豫算との總合的な研究であるとか、その他豫算の編成と國會の關係、常任委員會の關係、こういうものに關する各國の立法あるいは制度に關する調査、こういうものをひとつ小委員會をあげて調査をいたしたいと存じます。もう一つは豫算の實際の問題でありまするが、さしあたつては昭和二十二年度の現在の豫算の實施の状況を、委員會として監査いたしたいと存じます。もう一つは昭和二十三年度、來年度の豫算編成にただいま著手しておりまするが、その編成の過程におきまして、編成の方針その他に關しまして小委員會をあげて調査いたしまして、來年度豫算が提案された場合の審議の便益のために、あらかじめの事前調査に著手いたしたい。これがために小委員會をあげたい。こういう目的のものであります。一應お手もとに差上げました目的、方針というようなものについて朗讀をいたさせます。
    〔書記朗讀〕
   報告及記録提出要求書
 一、件名 別紙の通り
 一、部數 これは數が書いてあります。
 一、期間 調査の必要上可及的速やかに。
 右憲法第六十二條及衆議院規則五十六條によつて要求する。
  昭和二十二年九月三十日
     衆議院豫算
     委 員 長 鈴木茂三郎
   内閣官房長官 西尾末廣殿
   國政調査承認要求書
 一、調査する事項
  (一)豫算制度に關する事項
   1豫算審議權の範圍
   2豫算の執行と國會の監督
   3各特別會計の獨立採算制。その他
   4中央の豫算と地方豫算との總合的研究
   5公團等の政府出資機關と國會との關係
   6豫算の作成と國會との關係及び豫算編成と豫算執行機關の分離等
   7立法府の財政監督に關する歐米各國の權限及び實情の調査研究
   8歐米における豫算の作成執行に關する調査研究
  (二)豫算案に關する事項
   1昭和二十二年度豫算の實施状況の監査の件
   2昭和二十二年度豫算編成方針調査の件
 二、調査の目的
  (一)豫算の作成、審議または執行における國會と内閣との相互關係を明確にし、もつて豫算委員會の運營方針を確立するため
  (二)立法行爲と行政行爲の限界、竝びに相互關係を明確にし、豫算委員會の運營方針を確立するため
  (三)財政處理の民主化の必要より現行財政法規改正の可否を調査するため
  (四)國會において議決された豫算が國會の意思のごとく施行されてゐるや否やを監査しもつて國會の責任を明確にする
  (五)昭和二十三年度豫算編成の方法、方針または状況を調査し、國會における審議をして效果的ならしめる
 三、調査の方法
  小委員會の設置、資料の要求、關係方面より報告及び説明聽取竝びに現状調査
 四、調査の期間
  本會期中
 右によつて國政に關する調査をしたいから、衆議院規則第九十四條により承認を求める。
  昭和二十二年九月 日
     豫算委員長 鈴木茂三郎
   衆議院議長 松岡駒吉殿

発言情報

speech_id: 100105261X00819470930_001

発言者: 鈴木茂三郎

speaker_id: 18314

日付: 1947-09-30

院: 衆議院

会議名: 予算委員会