片山哲の発言 (予算委員会)
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○片山國務大臣 私の開會冒頭における施政方針の演説においても、明らかにいたしておりまする通り、政界に陰謀とか、あるいは策謀とか、後ろ暗いことがあつてはならない、眞に國民のすべてが十分に了承する明朗なる手段をとつて政治の衝に當らなくてはならないということを信條といたして、今日においてもその信條を守つて、これを實現いたしたいと考えておる次第であります。政治的な方針といたしましては、平和國、文化國建設のために、民主主義のあらゆる方面における浸透を企圖いたしまして、政治上における各種の制度の改革、民主主義徹底によりまする制度、機構の改革を考えるとともに、經濟上におきましては、國民全部が國家再建のために經濟的協力をされることを要望する意味の、經濟民主主義を主張いたしておる次第であります。勞働大衆も、農民大衆も、あるいは小賣商人の諸君も、すべてが祖國を再建するために、乏しきをわけ合つて、國家の費用を負擔して、祖國再建に協力してもらいたい。こういうことが、私の考えておりまする經濟上における民主主義の浸透であります。そういうふうにしまして、政治的、經濟的に相竝んで、平和國を築いていからなければならないと考えておるのであります。さらに國民の協力を求めるために、國民の一致態勢を國民運動の名において、國民に要望いたしておるのでありまして、精神上における協力、精神上におけるところの心の切りかえを願つて、そうして新しい國をお互いにつくつていくのであるという建前を、十分に了解してもらいたい。これが新憲法を實際に現わしていく政治的な方法であると考えて、それを國民に了解を求めておるのであります。政府の力の足らざるところを、さらに努力いたしましまして、その方針に立つて、今後とも邁進いたしたいと考えておる次第であります。