井上良次の発言 (予算委員会)

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○井上政府委員 今次の關東及び東北の水害の重大な原因が、山林の過伐にあるということは、衆目の一致するところであります。政府は戰時中荒廢しております林野の造林につきましては、五箇年計畫を樹立いたしまして、荒廢林地の造林に、具體的な對策を樹立いたしておりますが、何分にも最近のインフレの影響を受けまして、これを單に民間の造林だけに任しておきましたのでは、なかなか容易ならぬ状態にありますので、一つは政府の方において苗木の育成をいたしまして、これを民間の山林所有者に讓渡をいたす計畫を立て、さらに植林にいたしましても、昔ございました部分林制度をこの際とりまして、政府の手で植えるが、その代り伐採期の場合は、この權利を民間と政府との間でわかち合うというような契約をいたしまして、この際非常造林をいたす計畫を進めております。すでにお手もとにあります追加豫算の中にも、一部これが計上されておりまして、さらに將來わが國の財政の許す限り、また國會の皆樣方のあらゆる協力を得まして、この荒廢しております林地を、急速に造林する計畫を進めていきたいと考えております。なお具體的な造林計畫に關します數字につきましては、時間の關係上後ほど書類をもつてお示しいたすことにいたします。

発言情報

speech_id: 100105261X01919471110_012

発言者: 井上良次

speaker_id: 1573

日付: 1947-11-10

院: 衆議院

会議名: 予算委員会