栗栖赳夫の発言 (予算委員会)

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○栗栖國務大臣 本月の初めにタバコの値上をいたしたのでございますが、これは實は追加豫算の提出等が非常に遲れまして、一日タバコの値上が遲れれば、二億圓というような相違があるのでございまして、まことにやむを得ない次第で、不本意でございましたけれども行つたような次第でございます。しかしながら追加豫算等も十一月にはかけるということで御贊成を願うような次第でございましたから、特に十一月分だけのものをあげたのでございまして、これはまことに不本意でありましたが、やむを得ない財政上の事由によつたのでございますから、ひとつ惡しからず御了承願いたいと思う次第でございます。政府といたしましては、まだ施行されておりませんが、財政法第三條の趣旨及び補正第一號のときの趣意などを、決して忘却するというような趣意ではなかつたのでありますから、御了承願いたいと思うのであります。なお財政法第三條につきましても、關係筋その他との交渉が種々時間をとり、また種々の線で統一ができなかつた點もあつて、はなはだ遲れましたけれども、これも昨今ようやくきまりまして、そうしてこれは全面的に施行する。しかしながら昨今のこの緊急の事態がある場合におきましては、やむを得ない必要から、政府の料金その他は政令でするという法律を提出いたしたのでございますが、これもその運營等につきましては、國會を無視するというようなことは毛頭考えないのでございます。そのときの御審議の際に十分御意見を伺いまして、運營についてはこの財政法第三條の趣意というものに副わないような考えはいたさない、かように思つているような次第でございます。
 なお一言申し上げますが、過去における家族扶養控除その他の負擔輕減をしたので、六百圓ばかり差引くということも申しましたが、これは結局收入の中から差引きましても、それだけ收入が殖えてはいるのでございますので、手取はそれだけ多くなるということでございます。ただこれをわずかの時間の間に一度拂いもどしまして、さらにまたすべてをとるということになりますと、たいへん多數の事に關係をいたしますし、かえつて人手その他もかかり、迅速にもいかないというような點で、今度新たに收受する税と差引いてその際に餘分に手もとにはやはり六百圓が歸つてくる、こういうような仕組をいたそうと考えておる次第でございます。

発言情報

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発言者: 栗栖赳夫

speaker_id: 26004

日付: 1947-11-19

院: 衆議院

会議名: 予算委員会