加藤閲男の発言 (予算委員会公聴会)
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○加藤公述人 配置轉換につきましては、經營の合理化の面から、當然組合としても當局と協力いたしまして、ある程度のことは行わなければならない、かように考えまして、昨年組合側と當局側と協議いたしまして、一應現在の情勢から配置轉換手當というものを支給する方途を考えまして、これは本年三月まで實施いたしました。その後豫算の關係で配置轉換手當——これはきわめて僅少でございまして、大體住居を移轉するような場合に千五百圓を支給するという範圍でございましたが、これを本年三月をもつて打切りまして、その後配置轉換については手當もございませんけれども、われわれとしては、強力に配置轉換をしなければ、必ず一應過剩人員という目がつけられると考えてやつてまいりました。最近勞働基準法の實施に伴いまして、やはり配置轉換をしなければならないという見解から、再びこの配置轉換手當を設定いたしまして、配置轉換に協力しております。しかしながら、現在御承知の通り重勞務關係の職が足りません。特に線路工手、電力工手、機關助手というような面が非常に不足しております。これは、職名變更と申しましても、技能職でございますので、なかなかできないというような面もございます。しかも議會において新規採用を停止されておるやに政府は言つておりますので、補充がつきません。トータルの人員におきましては、私ども現在勞働基準法の實施によりまして、約二萬人ほど人が足りないという見解をもつておりますが、職別、場所別によりましては、あるいはまだ當局のいう定員について過剩人員が田舎の方にはあるかもしれません。しかしその反面におきまして、都會地においては、あるいは五割程度缺員になつて仕事ができないという部面もありますので、これらについては、配置轉換を行う一方、やはり重勞務職については、議會において新規採用を認めていただかなければならない。かように考えております。國鐵の人員過剩について非常に大ざつぱな見透しをつけられ、たとえば昭和十二年の人員は二十萬で、營業キロその他から推して現在の三倍は多いのではないかという御批評をただちに受けるのでありますが、これらにつきましては、鐵道の實相報告を見ていただけば、決して過剩人員は抱いてない。むしろ私どもは二萬人程度は新規採用を重勞務職について行わなければならないと思つております。配置轉換につきましては、組合側も本腰を入れて、都會地に人を出てもらう。ただこれがために附隨する住宅に實は困つておるという實情でございます。