葛西嘉資の発言 (厚生委員会社会事業振興に関する小委員会)
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○政府委員(葛西嘉資君) 恐らく今專門調査員からお話がありましたように、戰爭犠牲者團体と言いますのは、遺族或いは傷痍者の團体というふうな意味ではないかと、これは想像でありますが、そういうことになりますと、この傷痍者関係の團体でございますと、全國的な組織としましては例の共助会というのがございまして、これは中央にも共助会がある。会長は松本學さんがしておられます。これは地方にやはり支部を持つて、大部分の者が元の軍人傷痍者でありますけれども、特に軍人だけのことではありませんので、産業の傷痍者或いは戰災の傷痍者というようなものを含めた傷痍者の全國的な團体でございます。それから遺族の方の團体になつて参りますると、これは東京の武藏野母子寮に本部と言いますかを持ちます戰爭犠牲者遺族同盟というのがございます。これは昨年でありますか、今年になつてからでございますか、ちよつと記憶がぼんやりしておりますが、全國的に各府縣等にありまする遺族の團体を集めて、東京で会議をやつたことが一回ございます。併しこれはなかなか本当にそれらの下部組織を持つた例えば、共助会のごとき組織を持つた團体であるかどうかということは私共疑問であると思います。現に提出者でありますが、齋藤さんからもそういう遺族の方々の日本遺族平和連盟というようなものを作りたいということを言つておりますが、全國的にそういう名義のようなことから申しますと、全國的にそんなふうな團体が現在あるとは認められません。府縣におきましては大体遺族関係の團体というものが終戰後いろいろな混乱があつたようでありますが、どうやらこうやら作りつつある。又縣によつては相当健全に仕事をしておられるところもあるように見受けられます。なかなかデリケートな点もありますものですから、全國的な運びにはまだなつておりません。そんなふうな状態のようでございます。以上想像を交えましての話でございますので、御了承願います。