池田大助の発言 (国土計画委員会)

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○説明員(池田大助君) 今年の災害、つまり八月、九月の災害を含めた両方でございます。これが今年の災害の数量及び復旧の経費でございますが、本來存在しているところの荒廃地及び海岸地の砂地というものがございます。これの現状につきましては昨年度、本年度を以ちまして一應の調査を終りました。その総体の数字を申上げますと、全体の荒廃地の数量でございますが、全國を調べました結果、山地の荒廃地が二十五万五千町歩程ございます。海岸の砂地、これが四万二千町歩程ございます。この山の荒廃地及び海岸の荒廃地は、何と申しましようか、國土の病氣のようなものでございまして、あらゆる山地の崩壞につきましては、これが水害の原因になりますし、海岸の砂地の荒廃につきましては災害の源でございますので、これらの復旧のためにこのうち要急のものを五ケ年間で以て復旧して、これらの土地を生産地化するという計画を立てております。これが治山の五ケ年計画でございますが、その計画の極く概要をお手許に差上げて置きました。この二十五万五千町歩に対し、山地のうち七万九千町歩程要急のものがございますが、これを五ケ年間で行う。これの二十三年度分の事業が一万一千九百四町歩でございます。海岸砂地の造林が四万二千町歩のうち九万六百六町歩で、これを五ケ年を以ちまして造林する。この二十三年度分の数がここにありますように、一万一千五百六十二町歩の内陸防風林でありますとか、その外に海岸の防風林或いは防潮林、頽雪防止林、水害防備林、かようなものを合せて五ケ年間で二万五千八百一町、二十三年度の事業が五千三百九十八町、尚保安林の強化保安林の整備及びそれの改良事業というものを計画いたしておるのでございますが、保安林の配備調査の方で五ケ年間で百二十万七千百六十一町歩、二十三年度の事業が二十四万一千四百三十二町歩、保安林改良事業総量六十二万六千百七十四町歩、二十三年度分十二万五千二百三十五町歩、かような計画を立てております。
 経費関係につきましては二枚目に掲記しておりますが、大体これは二十三年度分の経費でございます。二十三年度分の経費としては総計において十八億七千六十六万五千七十五円を要する計画でありまして、これの予算額について目下折衝いたしております。五ケ年間の総経費については幾ら要るかという点でございますが、五ケ年間の治山事業の総経費としては、これは事業費の数量でありますが、一百八十億円を要することになつております。資材の点につきましてはセメント、木材、普通銅鋼材、鉄鋼二次製品等ここに掲げた数量を要する見込でございます。労力につきましてはその次の頁に掲示しておきました。
 尚この事業によりまして新らたにできます森林資源が九百七十二万六千七百十九石、それと新らたにこの事業によりまして不毛の地が耕地になる、その耕地から生ずる食糧というものを推算いたしますると、一百五十八万七千九百六十八石、これは米でございます。麥は一百六十四万三千九百二十一石と推算されます。事業によりまして減産を防止される耕地の面積は合計二十万五百六十六町歩、これは水田でございますが、その外に畑が七万三千七百十八町歩と推算されます。

発言情報

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発言者: 池田大助

speaker_id: 19370

日付: 1947-10-20

院: 参議院

会議名: 国土計画委員会