岡元義人の発言 (在外同胞引揚問題に関する特別委員会)
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○岡元義人君 度々繰返して申訳ありませんが、この庶民金庫の放出金は、先日厚生大臣に屡々と岡元議員から、更生資金のために悲劇を捲き起しておるのだということを愬えたのであります。只今残つておりますところの三億一千万円は、少くとも十一月中に必らず放出して頂きたいと、申しますのは、政府の方で勝手に区切られますために、地方に参りますと、二十万円貰えるように決まつておりました金額を、約五万円に削る、これでは実際の事業はできないのであります。又すでに半年以上も掛つてこの金が区切られて放出されるということになつておりますために、二十万円申込んで二十万円の事業を計画しておりましたものは、その五万円しか貰えなかつた金では、事業が著手できませんので、次の金が來るまで待つている。そういたしますと、この五万円をただ銀行に預けて、次の金が來てから事業に著手しなければならんという実情にありますが、次の金が到著して來る時にはすでに前の五万円の金は返済しなければならんというような矛盾が全國随処に起きているのであります。私は先日厚生大臣に特にこの問題をお願いしたのは、折角出して頂く金であるから、これは生きた金として使わして頂きたい、死んだ金になつたのでは何にもならないということを申上げたのであります。この庶民金庫の金は少くとも引揚者にとつては命の綱とも頼む金であります。でこの金がそういう工合に散り散りに切られて來て、折角の事業も起すことができないというのでは、政府の温かい思遣りも、私ほ水泡に帰するのではないかと考えられますし、この一億五千万円月初に出すというお話を承つておりますので、一億五千万円すでに出たのか、或いはこの後に残つておりますところの一億六千万円は今月中に必らず出して頂くのかということをばこの特別委員会において厚生大臣からはつきりお伺いしたかつたのであります。
尚もう一つ先程七千円の問題がありましたが、この七千円は第二次の貸付金にも今後これを採択して行かれる積りでてざいますか。それともいわゆる第二次までは從來通りに行きまして、第三次のこれから起きて來る放出金というものについて七千円というものをお示しになつたのですか。その点を一つはつきりお伺いしたい。