岡元義人の発言 (在外同胞引揚問題に関する特別委員会)

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○岡元義人君 今の債権取立申告の問題でありますが、そういう何がはいつておらなかつたと聞きましたのですが、私がこの度休会を利用いたしまして各地を廻つたのでありますが、殆んど大半知らなかつたという実情であります。この特別委員会の委員でさえも知らない者があつたのであります。こういう実情でありますから少くとも私の休会中に各地方を廻りまして話を聞いてから日本銀行へ押掛けて行つて、すでに期限が來ておるので殆んど全部が受付けられずに非常に困つておるという実情にありますから、できるだけこの問題は差支のない限り期限を延期して頂く。たとえそれが資料だけに止まる問題であつたにしろ、あの申告の期限の中で出しました書類は恐らく半分にも行つていないのじやないかというくらいに思つておりますから、この点考慮を願いたいのでありますが、尚この支拂いの方法につきましては、特にいろいろな関係筋との関係もあることは十分承知いたしております。併しながら一体この引揚者関係の問題に関してはなにもかも殆んどが申告を取らせる、或いはなになに手続を取らせる。ただそれだけでありまして、一般引揚者が一体これはどうなるのだというようなことが全然分らないでしまうということは、政府当局においても相当考うべきじやないか、なんらかの目途をば明示することが非常に大事なことじやないか。先に在外資産問題におきましてもお話申上げました通り、僅か千円しか持つて來ない金の中から申告書をば二百円も三百円も拂わして申告させる。又この債権取立書の申告にいたしましても、わざわざ田舎から相当の汽車賃を使つて、日本銀行のあるところまで出て來なければならん。それにも拘わらずこれがどういう工合になるのだということに対しては、これはなにも分らんとこういうような突つぱなし方をせずに、少くも責任あるところの一つの目途だけは與えてやる必要があるのではないかと思います。勿論いろいろ関係筋との関係もありますから、その点はできる範囲でも結構ですが、なにかできるのであつたならば必らずそういうことをはつきりさせて、そうして申告させるというような方法を取つて頂きたいということをお願いいたします。

発言情報

speech_id: 100114356X01219471111_023

発言者: 岡元義人

speaker_id: 348

日付: 1947-11-11

院: 参議院

会議名: 在外同胞引揚問題に関する特別委員会