岡元義人の発言 (在外同胞引揚問題に関する特別委員会)

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○岡元義人君 今日は政務次官忙がしいところを出席して頂いて、非常にありがたいのでありますが、一應今まで何回も生業資金につきまして厚生大臣初めお出席を願つておるのでありますが、大藏当局に数回御出席をばお願いしてあつたにも拘わらず、どうしても今まで出て来て頂けなかつたということが、我々引揚者の委員会といたしましては、全く遺憾に堪えないのであります、というのは先程も委員長からお話のありましたように、非常に切羽詰つた問題でありまして、勿論大藏当局が追加予算その他の関係で、非常にお忙がしいことは、我々も百も承知しているのであります。併しながら生きるか死ぬかというような、而も越年を來月に控えまして、最も迫られている問題を我々は討議いたしております。この点をば十分にお酌取り頂きまして、特別委員会の特別な性格をば十分に判断して頂いて、今後とも我々のとにかく考えておりますことをば十分に忖度して頂いて、善処して頂くように前以てお願いして置きます。先ず生業資金でございますが、十一月中に一億五千万円を放出するということが決定したということを我々は聞いているのであります。併しながらこの一億五千万円の金が地方末端に届きますのには、まだあらゆる事務的な段階を経て行かなければならんということになりますので、この十一月の金が現在まだ出ておらんということになりますれば、これは來年の越年に本当に間に合うかということを危惧さるれのであります。この点につきましては、何時この一億五千万円を出して頂けるかということをはつきり通知して頂く。これは全國の各縣におきまして、首を長くしてこれの來るのを待つているのであります。この点はつきりして頂きたい。次に先月大藏当局と厚生大臣と一緒になられたこの委員会で、十一月までにはまだ尚期日があるから、三億一千万円は必ず十一月中に放出して頂きたいということをお願いした際に、十一月までにはまだ十分期日もあるから、必ず大藏当局と連絡の上、善処するということを大藏大臣もその時言われたのでありますが、併しながらすでに十一月になつて、十一月は一億五千万円、そして後の一億一千六百万円は後の十二月ということなんでありますが、十二月に一億一千六百万円を組んで頂きましても、これは越年に間に合うことは期待できないのであります。少くとも十二月中でもいいのですから、越年に間に合わせるということを考えて頂きまして、是非これをば善処して頂きたい。それから尚先程來の本会議におきまして、受入態勢において厚生大臣からも縷々と述べられておりますが、併しながら我々の見解といたしましては、今までのような生業資金さえも不円滑な状態において、実際の受入態勢というものが今後どのくらいになつて行くかということに対しては、非常に危惧しておるのであります。少くとも今度の追加予算に盛られていないところの、あの言われました受入態勢の生業資金というものは、あのままで行くとすれば一月、二月、三月はこれは空くのであります。この一月、二月、三月をばどうして頂けるかという問題について、大藏当局の見解をば述べて頂きたい。以上の点について……。

発言情報

speech_id: 100114356X01319471115_002

発言者: 岡元義人

speaker_id: 348

日付: 1947-11-15

院: 参議院

会議名: 在外同胞引揚問題に関する特別委員会