岡元義人の発言 (在外同胞引揚問題に関する特別委員会)

⚠️ コピーしたテキストを転載する際は、転載元URL(kokkai-data.com)および原典URL(kokkai.ndl.go.jp)を必ず残してください。発言内容の改変・出典削除は禁止です。 詳細は利用規約をご確認ください。

○岡元義人君 今の政務次官のお話を聽いて一應納得が行くのでありますが、併し政務次官は十分にまだ分つて頂いていないという点がありますから、念のために越年でありますから私申上げますが、事務的処理ということを少し先に申上げましたが、單に金がここから十五日に大藏省が出したと言われましても、これが末端に届くのは、先ず地方の縣に参りまして、從來は縣から一應この金が東京の庶民金庫の方に帰つて参りまして、一元的に操作機関を通りまして又地方に出て行く。又それから教育民生部長と、厚生課長と、引揚者團体の会長と金融機関信用組合、無盡組合、この責任者が集りまして、そうして事業内容の檢討をやりまして、それから今度は各引揚者の引揚証明書、それから金融貯金通帳をば各地方にばら撒かれております各引揚者を一人づつ廻りまして、その印鑑を集めまして、そうしてこの庶民金庫に行つて初めてこの金が渡る。何ぼ早くやつても一ケ月は絶対に掛ります。それにも拘わらず、今度は中央に送り返さなくてもいいという方法を指令するということをお聞きしておるのでありますが、それにいたしましても、私はどうしても一ケ月は掛かると思わなければならん。昨年の暮に地方におきましては、どういう事態が起きたかと申しますと、この金が來ないために、暮には金庫の責任者は皆逃げて居なかつた。そうして各方面において悲劇が起きた。この昨年の暮の悲劇を再び本年は繰返さないように、この金については十分なる御考慮が願いたいと思います。以上お願いいたします。

発言情報

speech_id: 100114356X01319471115_004

発言者: 岡元義人

speaker_id: 348

日付: 1947-11-15

院: 参議院

会議名: 在外同胞引揚問題に関する特別委員会