阿竹齋次郎の発言 (治安及び地方制度委員会)

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○阿竹齋次郎君 議論する意味じやないが、只今地方局長のいわれたのは、この制限は必ず取らなければならないのではない、枠を作つておくということでありますが、地方の財政をそんなに甘いものだと思つておいで下さるならば、私はそれは間違いで、殆ど手一杯だ、もつと苦しい、そんな甘く考えておられては根本の考え方が變つて來ると思います。これがために、止むなく人員を整理するところができて來るところがあるかも知れませんが、但し御承知の通りに、住民税を制定せられたところの性格に背きやしないか。そもそも住民税の性格はそんなものじやない、金額をどんどん殖やして行くのじやなく、制限を上げるのは何でもないが、とにかく住民税の性格はこんなものではない。成るべく住民の全部が出し合つて、その土地の住民の責任を盡そうということが、この税を作られた根本だと思うのでございます。そこで、政府はいつも財源がないというておりながら、段々追加豫算を考えて行く、政府が財源を握つておるのだからそれは分りますが、肝腎の財布を私どもは握つておらないから、いわれるままに信じて行くより仕方がないけれども、いつも増税で追加財源が出て來るのですから、甚だ信をおくわけに行かないような氣がする。そうして今のように、地方財源の制限の範圍内でやる、そんなことを以てやることは變なことで、要するに地方に財源を與えて、そうして地方の經費を賄つて、殘りを中央に集めて來るような昔のような形になることが地方自治的にいいことだと思いますが、今のところそういうようなわけに行きませんから、そういう住民税という性格ということからお尋ねいたします。それから尚地方財源をそんなに甘いものだと見ておるのか、お考えをお伺いいたします。

発言情報

speech_id: 100114398X02319471207_011

発言者: 阿竹齋次郎

speaker_id: 24936

日付: 1947-12-07

院: 参議院

会議名: 治安及び地方制度委員会