森茂雄の発言 (電気委員会)

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○説明員(森茂雄君) 只今本岡さんから御意見があつたわけでありますが、農林省の薪炭課といたしましては、先程安定本部の生活物資局の木村次長さんからお話がありました線に副いまして、少くとも下半期最低限度九俵、木炭で受け持つ分が一・四俵、薪で一・二俵という換算になるわけでありますが、それを最低限度にいたしまして、実際的の我々の実際感覚からいたしましても、それから我々やはり東京都民という感覚からいたしましても、木炭につきましては一・四俵ではありまするが、少くとも下半期二俵ぐらいは確保したい、薪につきましては大体換算いたしますと六束になりますが、少くとも十束程度は確保いたしたいと、こういうことで、成るべく電氣が止まり眞つ暗にならんような方針で、実際問題といたしましては、輸送計画につきましても、運輸御当局の方へはそういう数字を目標にいたしまして、できるだけ産地の在貨をはいて頂く、こういうことでやつておるわけであります。從いまして現在におきましても、特に水害によりまして埼玉縣それから神奈川縣、東京が非常に目標が狂つて來たわけでありますが、安定本部で計画しておられる木炭、薪及び煉豆炭、特に木炭につきましては正月前に一俵という我々の実際的な観測に基く目標というものは、現在のところ岩手、福島は勿論でありまするが、北海道の炭の滯貨を釧路に集積する、こういうことが一番の殆ど七、八十パーセントの重点がかかつておるわけであります。それについて相当見通しができる、或る程度林野局といたしましても、木炭を背負つておる関係上、非常にむづかしい問題でありますが、特に木材の北海道の輸送を切るということになりますると、進駐軍木材、それから坑木等の問題、或いはその他の枕木とか非常な産業の基礎になる資材を切らないでやるこういうことになりますので、復興住宅等の関係に影響があると思いまするが、釧路集積のために差当つて月をずらしてこの燃料の問題を乘り切るべく或る程度木材に犠牲が來るのじやないかということも、具体的に北海道の樣子を見計らいつつ、只今配車課長からもお話があつたと思いまするが、運輸当局とも御相談しておるわけであります。こういう意味合におきまして、東京、神奈川、埼玉地方は或いはこの北海道の炭が思い切つて増量して取れないということになりますれば、薪を以て炭の約束量を一部代替するということになるのではないかという見通しを持つております。薪の滯貨は木炭と比較しまして割に近縣に相当ありますし今後も生産が非常に伸びる関係があるのでありますので、水害に対処しましては木炭に代えて或る程度薪で補うということも考えております。実は二十二年の生産実績は二十一年の生産実績に比べれば、四月から八月までは供出におきましても木炭において一二二%、薪はおいて一二〇%の、約二割増の増加でありまして、移出におきましても相当昨年の同期に比較いたしまして、木炭の移出は九%の増、それから薪におきまして、四一%の増、こういう非常にいい結果を四月から八月まで続けておるのであります。東北、関東における水害によりまして、九月以降非常にいい結果を押し進めることが遺憾ながらできなくなつたわけでありますが、関西地方等におきましては、勿論安定本部で計画いたしました最低限度の数量は勿論でありますが、当初私どもの計画しておりまする木炭など、正月前に一俵、こういうことは実現可能の見込であります。尚三月までに計画が非常にずれるという関係がありまするが、数量が非常に三月ができるという関係でありますが、いろいろ増産の手は打つておりまするが、どうしても最盛需要期が十一月以後になりますので、こういうことに相成つておるわけでありますが、今後或るべく輸送上の関係等からいたしましても、平均輸送をやるという趣旨で、極力今後はそうならないように御趣旨に副つて努力したいと存ずるのであります。

発言情報

speech_id: 100114841X00819471018_016

発言者: 森茂雄

speaker_id: 2710

日付: 1947-10-18

院: 参議院

会議名: 電気委員会